本記事はアフィリエイト広告を含みます。記載の料金・仕様は2026年9月15日時点で各社公式サイトを確認した内容です。料金体系・手数料は改定されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

「自分のサービスをネットで売りたい」と思い立って検索すると、ペライチとBASEが並んで出てきます。どちらも無料で始められて、どちらも「初心者でも簡単」と書かれている。比較記事を3本読んでも、結局どちらを選べばいいのか分からないまま、ブラウザのタブだけが増えていく——。
そして、この「決められない状態」が続くこと自体にコストがあります。1か月迷えば、1か月分の売上機会が失われます。月に5件の注文が入るはずだったサービスなら、単価1万円として5万円。3か月迷えば15万円です。ツール選びで失う金額より、始めないことで失う金額のほうが大きいというのが、この分野の現実です。
結論を先に書きます。ペライチとBASEは、そもそも競合していません。ペライチは1枚から数枚のページで「説明して申し込みを受ける」ためのツール、BASEは複数の商品を並べて「カートで買ってもらう」ためのネットショップ作成サービスです。売りたいものがサービス・講座・予約・少数の商品ならペライチ、在庫を持つ商品を何十点も並べるならBASE。これが最も失敗の少ない分け方です。
📌 この記事でわかること
- ペライチとBASEの料金・手数料を、実額で比較した結果
- 月商いくらでBASEのプランを切り替えるべきかの損益分岐点(独自試算)
- 「固定費で払う」ペライチと「売れたときに払う」BASEの構造的な違い
- それぞれが向いている人/向いていない人の具体的な線引き
- 2つを併用するという現実的な選択肢
- どちらでも足りない場合の第3の選択肢
- 自分のサービスや商品をネットで販売したいが、どのツールを使うか決められない方
- すでにどちらかを使っていて、もう一方に乗り換えるべきか迷っている方
- 手数料の総額がいくらになるのか、具体的な金額で知りたい方
- Web制作の知識がなく、自分ひとりで公開まで持っていきたい個人事業主
- すでに売上が立っていて、手数料を下げる方法を探している方
結論:ペライチとBASEは競合ではない
2つの質問で決まります
| 質問 | YESなら | NOなら |
|---|---|---|
| 販売する商品は10点以上ありますか? | BASE | ペライチ |
| 在庫を持つ「モノ」を売りますか?(サービス・講座・予約ではない) | BASE | ペライチ |
2つとも同じ答えになったなら、その時点で決めて構いません。答えが割れた場合は、この記事の損益分岐点の試算(第4章)を読んでから判断してください。
なぜ「競合ではない」と言えるのか
ペライチは、もともとランディングページ作成ツールとして始まったサービスです。1枚のページで商品やサービスを説明し、そのまま申し込みや決済につなげる、という用途に最適化されています。プランによって公開できるページ数が3ページ・5ページ・20ページと決まっており、ページ数に上限があるという設計そのものが、用途を物語っています。
一方のBASEは、ネットショップ作成サービスです。商品を登録し、カートに入れて購入してもらうという、いわゆるECサイトの基本機能が中心にあります。商品一覧、カート、注文管理、配送設定といった機能が標準で揃っています。
つまり、両者の違いは「機能の多寡」ではなく設計の目的そのものです。カタログのように商品を並べたいのにペライチを選べば不便ですし、1つの講座を丁寧に説明して申し込みを受けたいのにBASEを選べば、説明の場所が足りません。
「ページを見せて、納得してもらって、申し込みを受ける」ならペライチ。「商品を並べて、選んでもらって、カートで買ってもらう」ならBASE。あなたのビジネスがどちらの売り方かを先に決めてください。ツールを先に決めて売り方を合わせるのは、順序が逆です。
ペライチとBASEの基本を整理する

ペライチとはどんなサービスか
ペライチは、ブロックを選んで文章と画像を入れるだけでWebページを作れるサービスです。HTMLやCSSの知識がなくても、テンプレートを選んで内容を差し替える形で公開まで進められます。
有料プランは4種類あり、2026年9月15日時点の公式料金ページに記載された月額料金(月契約)は次のとおりです。ライトプラン1,480円(税込1,628円)、レギュラープラン2,980円(税込3,278円)、ビジネスプラン3,980円(税込4,378円)、プロフェッショナルプラン6,980円(税込7,678円)。年契約なら10%以上お得になると案内されており、2年契約・5年契約も用意されています。
全プランで容量無制限のサーバー、サブドメイン、チャット・メール・オンライン個別相談によるサポートが利用できるとされています。また、1か月間無料で使える「お試しビジネスプラン」があり、クレジットカードの登録は不要、自動で有料プランに切り替わることはないと明記されています。
BASEとはどんなサービスか
BASEは、初期費用・月額費用0円から始められるネットショップ作成サービスです。商品登録、カート、注文管理、配送設定といったECサイトの基本機能が揃っており、公式サイトによれば最短30秒でショップを開設できるとされています。
プランは2種類です。スタンダードプランは初期費用0円・月額費用0円で、商品が売れたときに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかります。グロースプランは月額16,580円(年払いの1か月あたり。月払いは19,980円)で、決済手数料2.9%・サービス利用料0円という構成です。
公式サイトのQ&Aには「プランによって使える機能やサポートに、違いはありますか?」という質問に対して「ありません。どのプランでも、BASEのすべての機能をお使いいただけます」と記載されています。つまりプランの違いは料金構造だけで、機能差はありません。
| 項目 | ペライチ | BASE |
|---|---|---|
| サービスの種類 | ホームページ・LP作成ツール | ネットショップ作成サービス |
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 1,480円〜6,980円(税抜・月契約) | 0円(スタンダード)/16,580円(グロース・年払い月あたり) |
| 公開できるページ数 | 3〜20ページ(プランによる) | 商品ページは制限なし |
| 決済手数料 | 4.5%〜(ライトは6.0%〜) | 3.6%+40円+サービス利用料3%(スタンダード) |
| 独自ドメイン | 全プランで設定可能 | 設定可能 |
| 無料で試す方法 | お試しビジネスプラン1か月(クレカ不要) | スタンダードプランは売れるまで無料 |
| 予約機能 | あり(プランによる) | 標準機能としては非対応 |
| メルマガ機能 | あり(3,000通/月まで無料) | 拡張機能で対応 |
【料金比較】固定費で払うか、売れたときに払うか
ペライチの料金構造は「固定費+決済手数料」
ペライチは毎月定額を払い、そのうえで決済が発生すれば手数料がかかる構造です。以下は2026年9月15日時点の公式料金ページに記載された内容です。
| プラン | 月額(税抜) | 月額(税込) | 公開ページ数 | 決済手数料 | 予約(事前決済) |
|---|---|---|---|---|---|
| ライト | 1,480円 | 1,628円 | 3ページ | 6.0%〜 | 非対応 |
| レギュラー | 2,980円 | 3,278円 | 5ページ | 4.5%〜 | 非対応 |
| ビジネス | 3,980円 | 4,378円 | 20ページ | 4.5%〜 | 6.0%〜 |
| プロフェッショナル | 6,980円 | 7,678円 | 20ページ | 4.5%〜 | 4.5%〜 |
出典:ペライチ公式「料金・プラン一覧」(2026年9月15日確認)。決済手数料はVISA・Master Cardの場合の数値です。年契約なら10%以上お得と案内されています。
BASEの料金構造は「売れたときだけ」または「定額で手数料を下げる」
| 項目 | スタンダードプラン | グロースプラン |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 | 16,580円(年払いの1か月あたり)/19,980円(月払い) |
| 決済手数料 | 3.6%+40円 | 2.9% |
| サービス利用料 | 3% | 0円 |
| 実質の負担率 | 6.6%+40円/件 | 2.9%+月額 |
| 使える機能 | 全機能 | 全機能 |
出典:BASE公式「料金プラン・手数料」(2026年9月15日確認)。PayPay・Amazon Pay・PayPalを利用した場合、決済手数料にシステム手数料相当額1%が加算されます(スタンダード4.6%+40円、グロース3.9%)。
BASEのスタンダードプランが月額0円であることは事実ですが、売れたときの負担率は6.6%+40円と決して低くありません。月商50万円・平均単価5,000円(100件)なら、手数料は33,000円+4,000円=37,000円です。「無料で始められる」は「ずっと安い」という意味ではありません。売上が伸びるほど、この構造は不利に働きます。
【独自試算】月商いくらでプランを切り替えるべきか
BASEのスタンダードとグロース、切り替えの分岐点
BASEを使う場合、最も金額に効く判断が「いつグロースプランに切り替えるか」です。公式サイトには分岐点の金額が書かれていないため、公表されている手数料率から計算します。
スタンダードプランの負担は「売上×6.6%+40円×注文件数」、グロースプランの負担は「16,580円+売上×2.9%」です。この2つが等しくなる月商を、平均単価別に求めました。
| 平均注文単価 | 切り替えの分岐点となる月商 | この月商を超えたら |
|---|---|---|
| 1,000円 | 約21万5,000円 | グロースプランが有利 |
| 3,000円 | 約32万9,000円 | グロースプランが有利 |
| 5,000円 | 約36万8,000円 | グロースプランが有利 |
| 10,000円 | 約40万4,000円 | グロースプランが有利 |
| 20,000円 | 約42万5,000円 | グロースプランが有利 |
※グロースプランは年払い時の1か月あたり16,580円で計算。VISA・Master Card等の標準的な決済手数料を前提としています。PayPay・Amazon Pay・PayPalの利用が多い場合は加算分により分岐点が変わります。
平均単価が低いほど、1件40円という固定額の重みが増すため、分岐点は早く訪れます。ざっくり覚えるなら「月商35万円を超えたらグロースプランを検討」が実用的な目安です。月商50万円・平均単価5,000円なら、スタンダードで37,000円、グロースで31,080円となり、月あたり約6,000円、年間で約7万円の差が出ます。
BASE公式のQ&Aによれば、スタンダードプランとグロースプランはいつでも切り替えられます。グロースプランへの変更は即時反映され、スタンダードプランへの戻しはグロースプラン契約期間終了後に反映されるとされています。売上が伸びてから切り替えればよく、最初からグロースを選ぶ必要はありません。
ペライチとBASEを「同じ売り方」で比べた場合のコスト
次に、単品または少数の商品を売るという前提で、ペライチとBASEのランニングコストを並べます。平均単価5,000円、ペライチはレギュラープラン(税込3,278円・決済手数料4.5%)、BASEはスタンダードプランで計算しています。
| 月商 | 注文件数 | ペライチ レギュラー | BASE スタンダード | BASE グロース |
|---|---|---|---|---|
| 10万円 | 20件 | 7,778円 | 7,400円 | 19,480円 |
| 20万円 | 40件 | 12,278円 | 14,800円 | 22,380円 |
| 30万円 | 60件 | 16,778円 | 22,200円 | 25,280円 |
| 50万円 | 100件 | 25,778円 | 37,000円 | 31,080円 |
| 100万円 | 200件 | 48,278円 | 74,000円 | 45,580円 |
※ペライチの決済手数料は公式表記の「4.5%〜」の下限値で計算しています。実際の手数料は支払い手段により変わります。月商100万円の行は、ページ数の都合でペライチのプランを変更する必要が生じる可能性があります。
上の試算は「単品または少数の商品を売る」という同じ売り方ができる場合に限った比較です。ペライチは公開できるページ数に上限があり(レギュラーで5ページ)、商品一覧やカート、在庫管理といったEC機能はBASEほど揃っていません。商品を30点並べたい事業では、金額の比較そのものが成立しません。コストが安いほうを選ぶのではなく、やりたいことができるほうを選んでください。
【機能比較】できること・できないこと
ページを作る機能
ペライチはページ作成ツールなので、この領域が本領です。フォント・文字サイズの変更、テーマカラーのカスタマイズ、ページアニメーション、HTML/CSS/JSの埋め込み、パスワード保護、CMS(ブログ)機能などが用意されています。公開できるページ数はライト3ページ、レギュラー5ページ、ビジネスとプロフェッショナルが20ページです。ビジネス以上では「ページ追加オプション」(1ページあたり月330円)で増やせるとされています。
BASEはショップのデザインテンプレートを選んで調整する形が中心です。商品ページは商品を登録すれば自動的に生成されるため、ページ数という概念そのものがショップ運営では問題になりません。
売る機能
| 機能 | ペライチ | BASE |
|---|---|---|
| 商品一覧・カテゴリ表示 | ページとして自作する必要がある | 標準機能 |
| ショッピングカート | 個別の決済リンクが中心 | 標準機能 |
| 在庫管理 | 本格的な機能はない | 標準機能 |
| 物販・ダウンロード販売 | 対応 | 対応 |
| 定期便・サブスクリプション | 対応 | 拡張機能で対応 |
| 予約の受付 | 対応(日程調整・定期予約・順番予約など) | 標準機能としては非対応 |
| 事前決済つきの予約 | ビジネス以上で対応 | 非対応 |
| リンク請求 | 対応 | 拡張機能で対応 |
| 配送設定・送料計算 | 本格的な機能はない | 標準機能 |
集客・マーケティング機能
ペライチにはメールマガジン機能があり、3,000通/月まで無料、3,001通目からは1,000通あたり550円(税込)と案内されています。問い合わせフォーム、SNS連携、アクセス解析も用意されています。
BASEは拡張機能(BASE Apps)を追加していく形です。メール配信、クーポン、レビュー、インスタグラム連携など、必要な機能を後から足せる構造になっています。また、BASEが運営するショッピングアプリ「PAY ID」への掲載という独自の集客経路があります。ただしPAY IDアプリ経由の注文には、1注文あたり決済手数料3.6%+40円+サービス利用料5.9%がかかり、この場合BASEの手数料はかからないと公式に記載されています。
サロン、教室、コンサルティング、士業など「日時を予約してもらう」タイプのビジネスでは、BASEは選択肢になりません。BASEは商品を売るための仕組みであり、予約は標準機能ではないためです。ペライチには日程調整・定期予約・不定期予約・順番予約・複数コース予約といった予約機能が用意されており、ビジネスプラン以上では事前決済つきの予約にも対応しています。
決済・入金・手数料の実務
BASEは決済手段の申し込みが不要
BASEの公式サイトには、決済方法について「面倒な申し込みや手続き、審査が不要」と記載されています。あと払い、クレジットカード決済、コンビニ決済・Pay-easy、キャリア決済、銀行振込、PayPay、Amazon Pay、PayPalが用意されており、開設後すぐに使える構成です。
個人事業主が自分で決済代行会社と契約しようとすると、審査に数週間かかることも珍しくありません。その手間がない点は、BASEの実務的な強みです。
入金サイクルと引き出し時の手数料に注意
BASEでは売上の入金は振込申請から10営業日とされており、「最速振込」を使えば最短で当日(土・日・祝日を含む)の入金も可能と案内されています。
ここで見落とされやすいのが、振込時にかかる手数料です。BASEが運営する公式メディアBASE Uの解説によれば、振込額にかかわらず一律250円の振込手数料がかかり、加えて振込額が2万円未満の場合は事務手数料500円が発生するとされています。つまり2万円未満を引き出すと合計750円です。
売上1万円を引き出すたびに750円がかかるなら、実質7.5%の負担です。決済手数料6.6%と合わせると14%を超えます。2万円以上をまとめて引き出すだけで、事務手数料500円は回避できます。振込の頻度は、資金繰りに支障がない範囲でできるだけ減らすのが合理的です。最新の手数料はBASEの公式ヘルプでご確認ください。
ペライチの決済手数料は「〜」の意味に注意
ペライチの公式料金ページでは、決済手数料が「4.5%〜」「6.0%〜」と表記されています。注意事項には「上記の『決済手数料』はVISA・Master Cardの場合です」と明記されており、支払い手段によって手数料が変わることを示しています。試算する際は、下限値だけで計算せず、実際に使われる決済手段を想定してください。
売上が立ったら、帳簿への記録も同時に設計する
ネットショップやサービス販売の売上は、当然ながら事業所得として申告が必要です。プラットフォーム側の売上データと、実際の入金額(手数料が差し引かれた後の金額)は一致しないため、記帳の際には「売上高」と「支払手数料」を分けて処理する必要があります。
この処理を毎月手作業で行うと負担になるため、開店と同時に会計ソフトの運用も決めておくと後が楽になります。個人事業主向けの記帳方法は個人事業主の帳簿の付け方の記事で、会計ソフトの選び方はfreee・マネーフォワード・弥生の3社比較記事で扱っています。
SEO・集客の観点でどう違うか
検索から人を集めたいならペライチが有利
ペライチにはCMS(ブログ)機能があり、記事を追加していくことで検索流入を増やす設計が可能です。独自ドメインも全プランで設定できます。さらにHTML/CSS/JSの埋め込みに対応しているため、構造化データの追加や解析タグの設置といった細かい施策も打てます。
ただし、公開できるページ数の上限には注意が必要です。レギュラープランは5ページなので、本格的にコンテンツを増やす運用にはビジネスプラン以上(20ページ)が必要になります。20ページを超える場合はページ追加オプション(1ページあたり月330円)が必要です。コンテンツSEOを主戦略にするなら、ページ数の上限がないツールのほうが適しています。
BASEはプラットフォーム内の導線がある
BASEには、BASEが運営するショッピングアプリ「PAY ID」への掲載という独自の経路があります。自分で集客しなくても、アプリの利用者が商品を見つける可能性があるという点は、検索エンジンからの流入しか持たないサイトにはない特徴です。
ただし前述のとおり、PAY IDアプリ経由の注文には1注文あたり決済手数料3.6%+40円+サービス利用料5.9%がかかります。合計すると9.5%+40円です。集客を代行してもらう対価と考えれば妥当な水準ですが、利益率の低い商材では負担が重くなります。
| 集客の観点 | ペライチ | BASE |
|---|---|---|
| 独自ドメイン | 全プランで設定可能 | 設定可能 |
| ブログ・コンテンツ追加 | CMS機能あり(ページ数上限に注意) | ブログ機能は拡張で対応 |
| HTML/CSS/JSの埋め込み | 対応 | テンプレート編集で一部対応 |
| プラットフォーム内の集客導線 | なし | PAY IDアプリへの掲載 |
| メールマガジン | 標準機能(3,000通/月まで無料) | 拡張機能で対応 |
| ページ数の上限 | 3〜20ページ | 商品ページは制限なし |
ペライチが向いている人・向いていない人
ペライチが向いている人
- サービス・講座・コンサルティングなど、形のないものを売る方
- サロン・教室・士業など、日時の予約を受け付ける必要がある方
- 商品が1点から数点で、丁寧に説明して申し込みを受けたい方
- 名刺代わりのホームページを、月1,480円(税抜)で持ちたい方
- メールマガジンで見込み客を育てたい方
- Web制作の知識がなく、テンプレートから作り始めたい方
ペライチが向いていない人
- 商品を10点以上並べて、カートで買ってもらいたい方(商品一覧・カートが本格的でない)
- 在庫管理や配送設定が必要な物販事業者
- ブログ記事を100本単位で積み上げてSEO集客したい方(ページ数の上限がある)
- 月額固定費を1円もかけたくない方(無料期間は1か月)
- デザインを細部まで自由に作り込みたい方(テンプレートの制約がある)
ペライチの公式FAQには「ご契約開始後のキャンセル・返金は承っておりません」と記載されています。また、下位プランへの変更(ダウングレード)は現契約の契約期間満了後に反映されるとされています。年契約や2年契約は割引率が高い一方、途中で不要になっても返金はされません。最初は月契約か1か月の無料トライアルで試し、続けられる確信を得てから長期契約に切り替えるのが安全です。
BASEが向いている人・向いていない人
BASEが向いている人
- 在庫を持つ商品を、複数点販売したい方
- 売れるかどうか分からない段階で、固定費をかけずに始めたい方
- 決済手段の申し込み・審査の手間を省きたい方
- ハンドメイド作品や小ロットの物販を試したい方
- 配送設定や在庫管理を標準機能で済ませたい方
- すでに月商35万円を超えていて、手数料を下げたい方(グロースプラン)
BASEが向いていない人
- 日時の予約を受け付けたい方(標準機能として用意されていない)
- 1つのサービスを長文で丁寧に説明して申し込みを受けたい方
- 利益率が低い商材を扱っていて、6.6%+40円の負担が重い方
- 売上をこまめに少額ずつ引き出したい方(振込のたびに手数料がかかる)
- サイトのデザインや構造を細部まで自分で制御したい方
2つを併用するという選択肢
役割が違うのだから、両方使ってもよい
ここまで読んで「どちらも必要かもしれない」と感じた方は、その感覚が正しい可能性があります。両者は競合ではなく役割が違うため、併用するのは不自然な選択ではありません。
ペライチでブランドの世界観や商品のこだわりを丁寧に伝えるページを作り、購入ボタンからBASEのショップへ誘導する構成です。説明の自由度とEC機能の両方を確保できます。
商品の販売はBASE、レッスンやワークショップの予約はペライチ、という分け方です。教室業を兼ねる物販事業者に適しています。
ただし、最初から2つ運用するのは管理が煩雑です。売上ゼロの段階で月額費用を2重に払う意味はありません。片方で始めて、必要性がはっきりしてから足すのが順序として正しいやり方です。
併用する場合のコストは、ペライチのプラン料金+BASEの手数料という構成になります。月商20万円・平均単価5,000円であれば、ペライチ ライト(税込1,628円)+BASEスタンダード(14,800円)=16,428円という試算になります。
第3の選択肢:自分でサイトを構築する
手数料と制約から自由になる代わりに、手間がかかる
ペライチにもBASEにも共通する制約があります。プラットフォームのルールとページ数・機能の枠内でしか運用できないという点です。ページ数の上限、テンプレートのデザイン制約、決済手数料の水準はすべて事業者側が決めています。
これを回避する方法が、レンタルサーバーを借りてWordPressなどで自分のサイトを構築する選択肢です。ページ数に上限はなく、デザインも構造も自由に決められます。記事を何百本積み上げても追加料金は発生しません。コンテンツSEOを主戦略にする事業では、この差が決定的になります。
| 比較項目 | ペライチ | BASE | 自前構築(レンタルサーバー+WordPress) |
|---|---|---|---|
| 月額費用 | 1,480円〜(税抜) | 0円〜 | サーバー代(プランによる) |
| ページ数の上限 | 3〜20ページ | 商品ページは制限なし | 上限なし |
| デザインの自由度 | テンプレートの範囲 | テンプレートの範囲 | 自由 |
| 決済機能 | 標準搭載 | 標準搭載 | 別途プラグイン・決済契約が必要 |
| 公開までの時間 | 数時間 | 最短30秒で開設 | 数日〜数週間 |
| 運用に必要な知識 | ほぼ不要 | ほぼ不要 | サーバー・セキュリティ・更新管理の知識 |
| 手数料 | 4.5%〜 | 6.6%+40円(スタンダード) | 決済代行の手数料のみ |
自前構築が向くのは、すでに一定の売上があり、手数料の総額がサーバー代と管理の手間を上回っている事業者です。逆に、まだ売れるかどうか分からない段階で自前構築から入るのは、時間の使い方として効率が悪くなります。
①BASEまたはペライチで開始して、売れるかどうかを検証する → ②売上が安定したら、手数料の年間総額を計算する → ③その金額がサーバー代と運用工数を上回るなら、自前構築を検討する。この順序なら、失敗したときの損失が最小限に抑えられます。最初から自前構築を目指して半年かけるより、2週間でテスト販売を始めたほうが、得られる情報が多くなります。
▼ 自前でサイトを構築する段階に進むなら
XServerビジネスの料金・機能を公式サイトで確認する※法人・事業者向けのレンタルサーバーです。プラン・料金は公式サイトでご確認ください。
ホームページ作成ツール全体の比較は、ホームページ作成ツールの比較記事で他の選択肢も含めて整理しています。
デメリットと注意点
両者に共通するデメリット
料金体系、手数料率、機能の提供範囲は事業者側が決めます。過去にも各社で価格改定は行われており、契約後に条件が変わる可能性は常にあります。自分でコントロールできない部分が残ることは、プラットフォームを使う以上避けられません。
作ったページやショップのデータを、そのまま他のサービスへ移行することはできません。乗り換える場合は、基本的に一から作り直しになります。独自ドメインを設定しておけば、URLだけは引き継げるため、この設定は早い段階で済ませておく価値があります。
テンプレートベースであるため、同じサービスを使っている他社サイトと似た見た目になりやすい傾向があります。ブランドの差別化を視覚面で強く打ち出したい場合は制約になります。
売上が伸びるほど手数料の絶対額も増えます。月商100万円でBASEスタンダードなら、手数料は年間88万円を超える計算です。売上が安定してきた段階で、必ず一度は総額を計算してください。
ペライチ固有の注意点
公開ページ数の上限が最大のポイントです。レギュラープランの5ページは、トップページ・サービス紹介・料金・会社概要・問い合わせを作ると埋まります。ブログを書き始めると、すぐに足りなくなります。ビジネスプラン以上の20ページでも、コンテンツSEOを本格的に行うには不足します。
また、契約開始後のキャンセル・返金は行われず、ダウングレードは契約期間満了後の反映となる点も、長期契約を選ぶ前に理解しておく必要があります。
BASE固有の注意点
スタンダードプランの負担率6.6%+40円は、月額0円という入口の手軽さと引き換えの条件です。利益率が20%の商材なら、手数料だけで利益の3分の1が消える計算になります。
加えて、振込時に一律250円の振込手数料がかかり、2万円未満の場合は事務手数料500円が加算されるとされています。少額をこまめに引き出す運用は、実質的な負担率を大きく押し上げます。
導入手順:最短で公開するまで
「説明して申し込みを受ける」のか「商品を並べてカートで買ってもらう」のか。紙に1行で書いてください。ここが決まればツールは自動的に決まります。迷っている時間が最も高くつきます。
ペライチは「お試しビジネスプラン」が1か月間無料で、クレジットカードの登録は不要とされています。BASEはスタンダードプランが月額0円なので、売れるまで費用は発生しません。どちらもリスクなく触れます。
完璧なページを作ろうとすると公開できません。ペライチなら1ページ、BASEなら商品1点で公開してください。公開してから直すほうが、公開前に悩むより速く良くなります。実際にアクセスが来て初めて、何を直すべきかが分かります。
サブドメインのまま運用すると、後で移行したときにURLが変わり、それまでの検索評価や被リンクが失われます。ペライチは全プランで独自ドメインを設定でき、BASEも設定に対応しています。早いうちに済ませてください。
自分で実際に購入してみて、決済から確認メール、入金までの流れを確認します。ここを確認せずに広告を出すと、動かない購入ボタンに広告費を投じることになります。
プラットフォームの売上と実際の入金額は、手数料の分だけ食い違います。「売上高」と「支払手数料」を分けて記帳する運用を、最初に決めてください。確定申告の準備は青色申告の完全ガイドで整理しています。
3か月分の手数料を集計し、年換算してください。BASEなら月商35万円がグロースプラン切り替えの目安です。この計算を一度もしないまま何年も運用している事業者は、想像以上に多く存在します。
よくある質問(FAQ)
まとめ:今日やるべきことは1つ
この記事の結論
- ペライチとBASEは競合ではない。ペライチは「説明して申し込みを受ける」、BASEは「商品を並べてカートで買ってもらう」ためのツール
- 予約を受け付ける業種では、BASEは選択肢にならない。この時点でペライチが確定する
- BASEスタンダードの実質負担は6.6%+40円/件。月額0円は「ずっと安い」という意味ではない
- BASEのグロースプラン切り替えの目安は月商35万円前後(平均単価により変動)
- ペライチは公開ページ数に上限がある(3〜20ページ)。コンテンツSEO主体の事業には不向き
- ペライチは契約開始後のキャンセル・返金なし。最初は無料トライアルか月契約で試す
- BASEは振込のたびに手数料がかかる。2万円以上をまとめて引き出す
- 売上が安定したら、年間の手数料総額を計算して自前構築と比較する
今日やることは1つです。紙に1行、「自分は何をどう売るのか」を書いてください。「30分のオンライン相談を1回8,000円で売る」なのか、「アクセサリーを20点、1点3,000円前後で売る」なのか。この1行が書ければ、ツールは自動的に決まります。
そして、決まったほうを今日中に開いてください。ペライチは1か月間無料の「お試しビジネスプラン」があり、クレジットカードの登録も不要とされています。BASEはスタンダードプランなら売れるまで費用が発生しません。どちらもゼロ円で試せる以上、迷い続けることのほうがコストです。
▼ 売上が育ち、自前のサイトに移行する段階に来たら
XServerビジネスの料金・機能を公式サイトで確認する
・ホームページ作成ツールの比較
・個人事業主の帳簿の付け方
・freee・マネーフォワード・弥生の3社比較
・青色申告の完全ガイド
・フリーランスの経費とクレジットカード
※本記事の料金・手数料・仕様は2026年9月15日時点で、ペライチ公式「料金・プラン一覧」およびBASE公式「料金プラン・手数料」を確認した内容です。BASEの振込手数料・事務手数料については、BASEが運営する公式メディアBASE Uの解説を参照しています。損益分岐点の試算は、公表されている手数料率をもとに当サイトが計算したものであり、各社が公表した数値ではありません。実際の負担額は決済手段・利用状況により変動します。料金体系は改定されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

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