確定申告 ソフト おすすめ【2026年版】

確定申告 ソフト おすすめ

本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載している料金・仕様は2026年9月時点で各社公式サイトを確認した情報です。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

確定申告ソフト おすすめ 個人事業主向け料金比較

3月13日の夜。ダイニングテーブルにレシートの束を広げて、通帳とカード明細を1枚ずつ突き合わせている。取引をまとめていたはずのスプレッドシートは11月で止まっていて、そこから先の4か月分は記憶を頼りに復元するしかない。去年も、その前の年も、同じ場所で同じことをしていた。

先に結論を出します。確定申告ソフト選びは「白色申告か青色申告か」「消費税の申告が必要か」の2問でほぼ決まります。白色申告でコストをかけたくないなら、やよいの白色申告オンラインのフリープラン(0円・永年無料)。青色申告を最小コストで始めるなら、やよいの青色申告 オンラインのセルフプラン(年11,800円・税抜)。簿記の知識なしで自動化まで求めるなら、freee会計スタンダード(年23,760円・税抜/年払い)かマネーフォワード クラウド確定申告のパーソナル(年15,360円・税抜/年払い)です。

この記事が他の比較記事と違うのは、料金を「月あたり数百円から」といった曖昧な表現でぼかさず、各社の公式ページで確認した全プランの年額をそのまま並べている点です。確定申告ソフトの料金は、プラン名が1つ違うだけで年間2万円以上変わります。しかも「初年度無料」「年払いで割引」といった条件が重なるため、パッと見の安さと2年間の実支出はしばしば逆転します。

今のやり方を続けた場合に積み上がるコストも、正直に書いておきます。申告直前に数か月分をまとめて遡ると、支払った経費のうち領収書が見つからない分は、そのまま所得に乗ります。月に2時間を記帳の探し物に使えば年24時間。作業を先送りするほど、思い出せない取引と、取り戻せない控除が増えていく構造です。

この記事でわかること

  • freee会計・マネーフォワード クラウド確定申告・やよいの青色申告/白色申告オンラインの全プラン年額(すべて税抜・公式確認済み)
  • 0円 / 1万円台 / 2万円台 / 4万円前後の価格帯別に、どのプランが該当するか
  • 弥生の初年度キャンペーンを反映した「1年目・2年目・2年合計」の実質コスト
  • インボイス登録済みの人がマネーフォワードのパーソナルミニを選んではいけない理由
  • 年払いと月払いの差額(freeeスターターは年9,600円の差)
  • 確定申告ソフトが向いていない人・デメリット・解約時の注意点
  • タイプ別おすすめ早見表とFAQ 14問
こんな人に読んでほしい
  • 今年から個人事業主・フリーランスになり、確定申告ソフトを初めて選ぶ人
  • 白色申告で、できればソフト代をかけたくない人
  • 青色申告の特別控除を狙いたいが、どのプランなら足りるか分からない人
  • インボイス登録をして、消費税の申告が必要になった人
  • すでに何かのソフトを使っていて、料金が上がったので乗り換えを考えている人
  • 「初年度無料」の広告を見たが、2年目からいくらになるのか不安な人

結論|確定申告ソフトは「2つの質問」でほぼ決まる

確定申告ソフトの比較記事は、機能を横並びにした表で10社以上を並べがちです。しかし個人事業主が実際に迷うポイントは、そこまで多くありません。突き詰めると、申告の種類と消費税の有無という2つの分岐に集約されます。この2問に答えるだけで、候補は12プラン以上から2〜3個まで一気に絞れます。

質問1|白色申告か、青色申告か

白色申告は事前の届出が不要で、記帳の要件も青色申告より緩やかです。一方の青色申告は、事前に「青色申告承認申請書」を税務署へ提出したうえで、要件を満たした記帳を行うことで特別控除を受けられます。控除額は記帳方法や申告方法によって段階が分かれており、最も大きい65万円の控除には複式簿記による記帳と、e-Taxによる電子申告または電子帳簿保存が要件として定められています。

ここで重要なのは、白色と青色でそもそも使うべき製品が分かれる会社があるという点です。弥生は「やよいの白色申告 オンライン」と「やよいの青色申告 オンライン」を別製品として提供しています。つまり、白色で無料の製品を選んだ場合、青色に切り替えるタイミングで製品を移ることになります。

質問2|消費税の申告が必要か(インボイス登録の有無)

ここが、この記事で最も強調したい分岐です。マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルミニ(年10,800円・税抜)は、消費税申告に対応していません。これは公式の料金ページに明記されている仕様です。インボイス制度の登録事業者になった時点で、あなたは消費税の申告義務を負う課税事業者です。そのためインボイス登録済みの人がパーソナルミニを選ぶと、申告の直前になって「このプランでは消費税申告書が作れない」という壁にぶつかります。

⚠️ インボイス登録済みの人が最初に確認すべきこと

マネーフォワードを選ぶなら、パーソナルミニ(年10,800円・税抜)ではなくパーソナル(年15,360円・税抜)以上が必要です。差額は年4,560円(税抜)。この4,560円をケチって下位プランを契約すると、申告期にプラン変更の手続きが発生します。なお、他社のプラン別の消費税対応可否については各社公式の機能比較表で必ず確認してください。本記事では公式に明記されている事実のみを扱っています。

2つの質問から導かれる4つの結論

2問の組み合わせから、実務上の結論は次の4パターンに整理できます。自分がどこに当てはまるかを、この時点で決めてしまってください。

①白色・消費税なしなら、やよいの白色申告 オンラインのフリープラン。年額0円の永年無料で、追加費用は発生しません。②青色・消費税なしなら、やよいの青色申告 オンラインのセルフプラン(年11,800円・税抜)が最安の入口。初年度1年間無料のキャンペーンもあります。③白色または青色で、銀行・カードの自動連携と請求書管理まで一本化したいなら、freee会計スタンダード(年23,760円・税抜)かマネーフォワード クラウド確定申告 パーソナル(年15,360円・税抜)。④税理士に見てもらう前提で、相談窓口も込みにしたいなら、やよいの青色申告 オンラインのトータルプラン(年39,600円・税抜)かfreee会計プレミアム(年39,800円・税抜)が候補です。

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主要3社・全プランの料金一覧(税抜・年額)

まず、判断の土台になる料金をすべて出します。以下はfreee・マネーフォワード・弥生の各公式料金ページで確認した金額です。表示はすべて税抜、年払い時の年額です。消費税分は別途かかるため、実際の支払額は表の金額より大きくなります。

個人事業主向け全プランの年額一覧

サービスプラン年払い年額(税抜)月払い月額(税抜)備考
freee会計
個人事業主向け
スターター11,760円1,780円年払い時の月額換算980円
スタンダード23,760円2,980円年払い時の月額換算1,980円
プレミアム39,800円月払いなし年払いのみ/月額換算3,316円
入力おまかせ49,800円月払いなし年払いのみ/月額換算4,150円。60件/月込、61件目から70円/件(税別)
マネーフォワード
クラウド確定申告
パーソナルミニ10,800円公式に記載を確認できず年払い時 月900円換算/消費税申告に非対応
パーソナル15,360円公式に記載を確認できず初期費用0円
パーソナルプラス35,760円公式に記載を確認できず個人向け最上位
やよいの青色申告
オンライン
セルフプラン11,800円年払いのみ初年度1年間無料/サポートはWebFAQのみ
ベーシックプラン22,800円年払いのみ初年度1年間無料/電話・メール・チャット(利用10回上限)
トータルプラン39,600円年払いのみ初年度19,800円(半額)/仕訳・業務相談・確定申告相談あり
やよいの白色申告
オンライン
フリープラン0円(永年無料)—サポートはWebFAQのみ/3年間ログインなしで利用不可
ベーシックプラン11,500円—初年度1年間無料
トータルプラン21,000円—初年度10,500円

この表を見て、最初に目が留まるのは白色申告オンラインのフリープランでしょう。年額0円で永年無料という条件は、コストを最優先する人にとって他のどの数字よりも重い事実です。ただし無料であることの裏側には条件があるので、後述の専用セクションで詳しく扱います。

表を読むときに間違えやすい3つのポイント

第一に、税抜であること。各社とも料金ページの表示は税抜が基本です。年額11,760円のプランでも、消費税を加えた実支払額はそれより大きくなります。予算を組むときは税込で考えてください。

第二に、「年額」と「月額換算」を絶対に混同しないこと。広告で見かける「月額980円から」はfreee会計スターターの年払い時の月額換算であり、実際の支払いは年11,760円の一括です。月額換算の数字だけを見て予算を立てると、初回の請求で驚くことになります。

第三に、下位プランの制約は料金表に書かれているということ。マネーフォワードのパーソナルミニが消費税申告に非対応であることは、料金ページ上に記載されています。安いプランには理由があり、その理由が自分にとって致命的かどうかは、契約前でなければ確認できません。

なぜ「月額換算」表記が比較を難しくするのか

各社が月額換算を前面に出す理由は単純で、その方が安く見えるからです。freee会計プレミアムは年39,800円(税抜)ですが、月額換算にすると3,316円になります。4万円と3,316円では、受ける印象がまったく違います。しかしプレミアムと入力おまかせは月払いの設定がなく、年払いのみ。つまり支払いは年単位で発生します。

比較するときは、必ず年額に揃えてください。この記事の表を年額で統一しているのは、そのためです。年額で並べると、マネーフォワード パーソナル(15,360円)とfreee会計スタンダード(23,760円)の間に年8,400円の差があることが一目で分かります。3社の機能面まで含めた横並びの比較は、freee・マネーフォワード・弥生の3社比較でさらに詳しく整理しています。

マネーフォワード クラウド確定申告の最新料金を公式で確認する

価格帯別で選ぶ|0円・1万円台・2万円台・4万円前後

予算が先に決まっている人のために、価格帯で横に切った表を用意しました。「年間でいくらまでなら出せるか」を決めてから、その行だけを読んでください。

価格帯(税抜・年額)該当するプラン想定されるユーザー注意点
0円やよいの白色申告 オンライン フリープラン白色申告のみ/副業で取引が少ない/まず記帳の習慣をつけたいサポートはWebFAQのみ。3年間ログインしないと利用できなくなる
1万円台前半
(10,800〜11,800円)
マネーフォワード パーソナルミニ(10,800円)/やよいの白色申告 ベーシック(11,500円)/freee会計 スターター(11,760円)/やよいの青色申告 セルフ(11,800円)単独事業・取引数が中程度/コストを抑えつつクラウドの自動化を使いたいパーソナルミニは消費税申告に非対応。青色申告の対応可否は各社公式の機能比較で要確認
1万円台後半〜2万円台
(15,360〜23,760円)
マネーフォワード パーソナル(15,360円)/やよいの白色申告 トータル(21,000円)/やよいの青色申告 ベーシック(22,800円)/freee会計 スタンダード(23,760円)課税事業者/複数口座・カードを使う/請求書発行も一元化したい同じ2万円台でもサポート範囲が大きく違う。弥生ベーシックの電話等サポートは利用10回が上限
3万円台〜4万円前後
(35,760〜49,800円)
マネーフォワード パーソナルプラス(35,760円)/やよいの青色申告 トータル(39,600円)/freee会計 プレミアム(39,800円)/freee会計 入力おまかせ(49,800円)相談窓口込みで運用したい/記帳作業そのものを外に出したいfreee入力おまかせは60件/月込み、61件目から70円/件(税別)の従量課金

0円帯|ここで足りるなら、迷う理由がない

白色申告で、消費税の申告が不要で、取引数が多くない。この3条件が揃うなら、やよいの白色申告 オンラインのフリープランで完結します。年額0円で永年無料。期間限定の割引ではないため、2年目に請求が始まるという心配もありません。

国税庁の確定申告書等作成コーナーも無料で使えますが、あちらは申告書の作成と送信を担う仕組みであり、日々の帳簿づけを支える機能ではありません。帳簿を別管理する手間を考えると、記帳から申告まで一つの画面で完結する無料プランがあるなら、そちらを使わない理由は薄いはずです。なお申告手続きそのものの流れは、青色申告とe-Taxのやり方で手順を追って解説しています。

1万円台前半|最も選択肢が多く、最も間違えやすい帯

10,800円から11,800円の間に、4社4プランが密集しています。価格差は年間で最大1,000円程度。つまり、この帯で料金を基準に選ぶ意味はほとんどありません。判断すべきは中身です。

たとえば、マネーフォワードのパーソナルミニは最安の10,800円ですが消費税申告に対応していません。やよいの青色申告 セルフ(11,800円)は初年度1年間無料のキャンペーン対象で、1年目の支出だけを見れば0円です。同じ1万円台前半でも、2年間の実支出と使える機能の範囲は大きく異なります。

2万円台|サポートの中身で価格差が説明できるか

この帯の違いは、主にサポートの厚みです。やよいの青色申告 ベーシック(22,800円)は電話・メール・チャットのサポートが付きますが、利用回数は10回が上限と定められています。「電話サポート付き」という言葉だけで判断せず、回数制限まで含めて自分に必要かを考えてください。

一方、freee会計スタンダード(23,760円)とマネーフォワード パーソナル(15,360円)の差は年8,400円。この差額に何が含まれるかは、各社で機能の切り分け方が違うため、公式の機能比較表を見て自分の使う機能が入っているかを確認するのが確実です。2社の比較はマネーフォワード クラウドとfreeeの比較でも扱っています。

4万円前後|「時間を買う」帯として考える

やよいの青色申告 トータル(39,600円)は仕訳・業務相談・確定申告相談が付きます。freee会計プレミアム(39,800円)は個人向けの上位プランです。そしてfreee会計の入力おまかせ(49,800円)は、月60件までの入力が料金に含まれ、61件目からは1件70円(税別)が加算される構成になっています。

💡 4万円前後を検討するときの計算

年39,600円のトータルプランと、年11,800円のセルフプランの差は27,800円(税抜)。この差額を、相談できることで節約できる時間と、記帳ミスによる控除の取りこぼしを防げる確率で割り戻して考えます。自分の1時間あたりの単価が3,000円なら、年10時間の短縮で元が取れる計算です。判断は事業の状況によって変わるため、金額だけで「高い」と決めないでください。

初年度の実質コスト比較|弥生のキャンペーンを含めた2年合計

「初年度無料」という言葉は強力です。しかし、その言葉に反応して契約した人が2年目に困るケースも実際にあります。そこで1年目・2年目・2年合計の3列で並べ直しました。金額はすべて税抜、各プランの年額を単純に足したものです。

プラン1年目(税抜)2年目(税抜)2年合計(税抜)初年度割引の条件
やよいの白色申告 フリープラン0円0円0円割引ではなく永年無料。ただし3年間ログインなしで利用不可
やよいの白色申告 ベーシック0円11,500円11,500円1年間無料。口座振替またはクレカ登録が必要
やよいの青色申告 セルフ0円11,800円11,800円1年間無料。口座振替またはクレカ登録が必要
やよいの白色申告 トータル10,500円21,000円31,500円初年度のみ半額
やよいの青色申告 ベーシック0円22,800円22,800円1年間無料。口座振替またはクレカ登録が必要
やよいの青色申告 トータル19,800円39,600円59,400円初年度のみ半額
マネーフォワード パーソナルミニ10,800円10,800円21,600円本記事では確認していない
マネーフォワード パーソナル15,360円15,360円30,720円本記事では確認していない
freee会計 スターター11,760円11,760円23,520円本記事では確認していない
freee会計 スタンダード23,760円23,760円47,520円本記事では確認していない

2年合計で並べると、景色が変わります。やよいの青色申告 ベーシック(2年で22,800円)は、freee会計スターター(2年で23,520円)とほぼ同額。単年の定価で見ればベーシックの22,800円はスターターの11,760円の倍近いのに、初年度無料を織り込むと差はほぼ消えます。初年度キャンペーンは、比較の順位を入れ替えるだけの力を持っています。

「初年度無料」に必ず付いてくる2つの条件

弥生の初年度無料には、公式に明示された条件があります。ひとつは口座振替またはクレジットカード情報の登録が必要であること。もうひとつは無料期間の終了後は通常の年額で自動更新されることです。前月末までにキャンセルすれば更新を止められますが、何もしなければ課金が始まります。

つまり「条件なしで無料」ではありません。支払い手段を最初に登録する以上、解約の意思表示をしないかぎり2年目の請求は自動的に発生します。ここを誤解したまま契約すると、翌年の同時期に身に覚えのない引き落としを見ることになります。

⚠️ 初年度無料で失敗しないための実務メモ

申込みが済んだ時点で、スマートフォンのカレンダーに「弥生 更新判断」の予定を、無料期間が終わる月の前月20日ごろに入れておいてください。前月末までにキャンセル可という条件があるため、月末ぎりぎりに気づくと手続きが間に合わないおそれがあります。継続するにせよ解約するにせよ、自分で決めた日に自分で判断する状態を作っておくことが重要です。キャンセル手続きの詳細・締切の扱いは変更される可能性があるため、申込み前に公式サイトで最新の記載をご確認ください。

2年目の壁で乗り換えると、何を失うのか

「1年目は弥生の無料を使い、2年目に別の無料キャンペーンへ移る」という節約プランを考える人がいます。理屈としては成立しますが、代償があります。過去の帳簿データの移行作業、操作の再学習、そして年度をまたぐ期首残高の引き継ぎ確認。これらは確実に時間を消費します。

特に注意したいのが、乗り換えのタイミングです。年度の途中で移ると、前半と後半で帳簿が分断されます。乗り換えるなら翌期首、つまり1月1日以降に切り替えるのが原則です。年1万円台のソフト代を節約するために、確定申告直前の3月に移行作業を抱えるのは、費用対効果の面で割に合いません。

3年以上使う前提なら、定価で比べる

初年度キャンペーンの影響は1年分しかありません。3年、5年と使い続ける前提なら、定価で比較するのが正しい判断です。5年間の総額で見ると、やよいの青色申告 セルフ(11,800円×4年+初年度0円=47,200円)とマネーフォワード パーソナル(15,360円×5年=76,800円)では、3万円近い差になります。

ただし、この差額だけで決めるのは早計です。自動連携で削減できる作業時間、対応する機能の範囲、サポートの有無によって、同じ金額の価値はまったく違ってきます。料金は判断材料の1つであって、唯一の基準ではありません。

やよいの青色申告 オンラインの初年度キャンペーン条件を公式で確認する

タイプ別おすすめ早見表|3秒で自分の行を探す

ここまでの内容を、状況別に1行ずつまとめます。左の列から自分に近いものを1つ選んで、その行だけを読んでください。

あなたのタイプ第一候補年額(税抜)その理由
とにかく費用をかけたくない・白色申告やよいの白色申告 オンライン フリープラン0円(永年無料)期間限定ではない無料。支出ゼロで記帳から申告書作成まで扱える
副業で売上が少ない・まず慣れたいやよいの白色申告 オンライン フリープラン0円金銭的リスクなしで始められる。規模が大きくなってから有料へ移ればよい
青色申告を最小コストで始めたいやよいの青色申告 オンライン セルフプラン11,800円
(初年度1年間無料)
青色申告向け製品の中で最も安い入口。1年目の支出は0円
簿記の知識がまったくないfreee会計 スタンダード23,760円質問に答える形式で入力を進める設計。初期プランはスターター(11,760円)から選べる
インボイス登録済み・消費税申告が必要マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナル15,360円パーソナルミニは消費税申告に非対応。パーソナル以上が必須
税理士と連携したい・相談窓口がほしいやよいの青色申告 オンライン トータルプラン39,600円
(初年度19,800円)
仕訳相談・業務相談・確定申告相談が料金に含まれる
電話でも聞きたいが、相談は多くないやよいの青色申告 オンライン ベーシックプラン22,800円
(初年度1年間無料)
電話・メール・チャット対応。ただし利用は10回が上限
記帳作業そのものを手放したいfreee会計 入力おまかせ49,800円月60件まで込み、61件目から1件70円(税別)。件数を先に見積もること
複数サービスをまとめて使いたいマネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルプラス35,760円個人向けの最上位。含まれる範囲は公式の機能比較で要確認
すでに他社を使っていて料金だけ見直したい年額を並べて比較—乗り換えは翌期首が原則。年度途中の移行は帳簿が分断される

早見表を使うときの2つの例外

例外の1つ目は、今は白色でも近いうちに青色へ移る予定がある場合です。弥生は白色と青色で製品が分かれているため、無料の白色から始めると、青色に切り替えるタイミングで製品を移ることになります。1年以内に青色へ進む見込みがあるなら、最初から青色申告 オンラインのセルフプラン(初年度1年間無料)を選ぶ方が、移行の手間を1回減らせます。

2つ目は、プラン別の機能対応を自分で確認する必要がある場合です。青色申告への対応可否がプランによって異なるかどうかは、本記事で参照した公式の料金情報だけでは判断できませんでした。この点は推測で書かず、各社公式の機能比較ページで必ず確認してください。ここを曖昧にしたまま契約すると、申告直前に必要な帳票が作れないという事態になりかねません。

どうしても決められないときの順番

選択肢が多くて決められないなら、金銭的リスクの小さい順に試すのが合理的です。まず年額0円のやよいの白色申告 フリープランで記帳の感覚をつかむ。次に、青色が必要になった段階でやよいの青色申告 セルフ(初年度1年間無料)を試す。それでも自動連携や請求書管理が足りないと感じたら、freeeやマネーフォワードの有料プランを検討する。この順番なら、判断を誤っても失う金額は小さく収まります。

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やよいの白色申告オンライン フリープラン|0円で足りる人・足りない人

コストを最優先する人にとって、この記事で最も重要な事実はここにあります。やよいの白色申告 オンラインのフリープランは、年額0円の永年無料です。初年度だけ無料という期間限定の割引ではなく、料金設定そのものが0円。1年後に請求が始まることもありません。

フリープランの内容と、必ず知っておくべき2つの条件

ただし、無料には条件が2つあります。第一に、サポートはWebのFAQのみ。電話もチャットもメールも付きません。操作で詰まったとき、自分で調べて解決する前提です。第二に、3年間ログインがない場合は利用できなくなります。毎年確定申告をする人なら年1回は必ずログインするため実務上の支障は小さいものの、事業を休止して数年放置すると、過去データに戻れなくなる可能性があります。

💡 フリープランが刺さるのは、この3条件が揃う人

①白色申告で申告する ②消費税の申告が不要(インボイス未登録) ③操作で困ったときに自分で調べられる。この3つが揃うなら、年額0円で確定申告の準備を完結できます。上位のベーシックプラン(11,500円・初年度1年間無料)とトータルプラン(21,000円・初年度10,500円)が必要になるのは、サポートに頼りたくなったときです。

0円で足りなくなるのは、どのタイミングか

足りなくなる合図は3つあります。1つ目は青色申告に切り替えるとき。白色申告の製品では青色申告に必要な帳票を扱えないため、やよいの青色申告 オンラインへの移行が必要になります。2つ目はインボイス登録をして課税事業者になったとき。消費税の申告が発生します。3つ目は操作の疑問が積み上がって、自力で調べる時間の方が高くつき始めたときです。

逆に言えば、この3つが起きていないうちは0円で問題ありません。「無料だから機能が足りないはず」と先回りして有料プランを契約する必要はないのです。まず0円で始めて、足りなくなった瞬間に上げる。この順番が、金銭的な失敗を最小にします。

白色申告のままでいることの機会損失

正直に書いておくべき点もあります。0円で済むのは白色申告だからで、青色申告であれば特別控除を受けられる可能性があります。控除額は記帳方法や申告方法によって段階が分かれており、最大で65万円の控除が設けられています。この控除額と、青色申告向けソフトの年1万円台という金額を比べると、費用の方が小さくなるケースは十分あります。

ただし、控除を受けるには事前の届出と、要件を満たす記帳が必要です。具体的にいくら税額が変わるかは所得や控除の状況によって変わるため、この記事で断定はできません。判断に迷う場合は、税務署の相談窓口や税理士に確認してください。青色申告の手続きの流れは青色申告とe-Taxのやり方にまとめています。

freee会計|簿記を知らない状態から始めやすい設計

freee会計は、簿記の知識がない個人事業主を主な対象として設計されたクラウド会計サービスです。個人事業主向けには、スターター・スタンダード・プレミアム・入力おまかせの4プランが用意されています。

freee会計 個人向け4プランの料金

プラン年払い年額(税抜)年払い時の月額換算月払い月額(税抜)備考
スターター11,760円980円1,780円個人向けの入口プラン
スタンダード23,760円1,980円2,980円個人事業主の中心的な選択肢
プレミアム39,800円3,316円設定なし年払いのみ
入力おまかせ49,800円4,150円設定なし60件/月込、61件目から70円/件(税別)

プラン間の年額差を見ると、スターターとスタンダードで12,000円、スタンダードとプレミアムで16,040円の開きがあります。1段上げるたびに年間1万円以上増えるため、「とりあえず上位プラン」という選び方はコストに直結します。逆に、下位から始めて必要になったら上げる方が、無駄が少ない進め方です。

freee会計のメリット

最大の特長は、入力の進め方です。借方・貸方といった簿記の用語を前面に出さず、画面の案内に沿って進める設計になっているため、会計の学習コストを下げやすい構造になっています。帳簿を一度も付けたことがない人でも、手が止まりにくい。

銀行口座やクレジットカードとの連携により、取引データを取り込んで仕訳の候補を作れる点も実務的な価値があります。手入力の件数が減れば、入力ミスの発生源そのものが減る。さらに請求書の発行と帳簿を同じアカウントで扱えるため、売上の二重入力を避けられる構成になっています。実際の使用感についてはfreee会計の評判・デメリットでも整理しています。

freee会計のデメリット・注意点

①他社より年額が高くなる組み合わせがある。スタンダード(23,760円)はマネーフォワード パーソナル(15,360円)より年8,400円高く、やよいの青色申告 セルフ(11,800円)と比べれば約2倍です。何が困るかというと、機能を使い切らないまま契約を続けた場合、その差額は純粋な持ち出しになります。

②簿記の知識がある人ほど違和感を持つことがある。簡略化された表現は初心者には利点ですが、複式簿記に慣れた人には従来の仕訳画面と勝手が違って感じられることがあります。困るのは、税理士とやり取りするときに用語の翻訳が必要になる場面です。

③上位2プランは月払いがない。プレミアム(39,800円)と入力おまかせ(49,800円)は年払いのみで、月単位で様子を見ることができません。合わなかった場合に途中でやめにくい、という資金面のリスクがあります。

④入力おまかせは従量課金が上乗せされる。月60件までは年49,800円に含まれますが、61件目からは1件あたり70円(税別)が加算されます。月100件なら超過40件で2,800円(税別)、12か月では33,600円(税別)の追加。困るのは、月ごとの件数が読めない事業だと年間コストが事前に確定しないことです。

freee会計が向いている人・向いていない人

向いている人:簿記の知識がなく、用語でつまずきたくない人。複数の銀行口座やカードを事業で使っていて、取り込みを自動化したい人。請求書の発行と帳簿を1か所にまとめたい人。スマートフォンからも入力したい人。

向いていない人:年間の取引が10件程度で、記帳の負担がそもそも小さい人。年額を最優先に抑えたい人(この場合はやよいの白色申告 フリープランが0円)。簿記2級以上の知識があり、従来型の仕訳入力画面を好む人。会計ソフトに毎年2万円以上を払う判断がまだ付いていない人。

freee会計の導入相談・補助金の対象か確認する

マネーフォワード クラウド確定申告|パーソナルミニの消費税非対応という分岐

マネーフォワード クラウド確定申告は、個人事業主向けにパーソナルミニ・パーソナル・パーソナルプラスの3プランを用意しています。初期費用は0円で、年払い時は月900円(税抜)換算からという打ち出しです。

個人向け3プランの料金と、決定的な仕様差

プラン年払い年額(税抜)消費税申告想定される使い方
パーソナルミニ10,800円
(年払い時 月900円換算)
非対応免税事業者で、消費税の申告が不要な人
パーソナル15,360円対応インボイス登録済み・課税事業者
パーソナルプラス35,760円対応個人向けの最上位。含まれる範囲は公式の機能比較で要確認
⚠️ ここを間違えると、申告期に手戻りが発生する

パーソナルミニが消費税申告に非対応であることは、マネーフォワードの公式料金ページに明記された仕様です。インボイス制度に登録した事業者は課税事業者となり、消費税の申告義務が生じます。インボイス登録済みなら、最安のパーソナルミニは選択肢から外れます。年額の差は4,560円(税抜)。この差額を惜しんで下位プランを選ぶと、申告の直前にプラン変更が必要になり、最も忙しい時期に余計な手続きを抱えることになります。

マネーフォワード クラウド確定申告のメリット

価格面の優位が明確です。パーソナル(15,360円)はfreee会計スタンダード(23,760円)より年8,400円安く、消費税申告にも対応します。課税事業者で、年額を抑えたい人にとっては有力な候補になります。

同社の家計簿サービスを使っている人にとっては、画面の作法が地続きである点も移行コストを下げます。加えて、クラウド請求書や経費精算といった同社の他サービスと組み合わせて使える構成になっており、業務の周辺まで同じ事業者にまとめたい人と相性が良い設計です。経費精算まで含めた検討をするならマネーフォワード クラウド経費の評判も参考になります。

マネーフォワード クラウド確定申告のデメリット・注意点

①最安プランに消費税申告という穴がある。前述のとおりです。何が困るかというと、料金表の一番上の数字(10,800円)だけを見て比較した人が、自分には使えないプランを基準に他社と比べてしまうことです。比較の前提が崩れます。

②個人向けプランの月払い料金を公式で確認できなかった。本記事で参照した料金ページでは、個人向けプランについて年払いの年額が中心に示されていました。月単位で始めたい人は、契約前に公式サイトで支払い方法の選択肢を確認してください。推測で「月払いがある/ない」と書くことはしません。

③プランを1段上げたときの上げ幅が大きい。パーソナル(15,360円)からパーソナルプラス(35,760円)への差は年20,400円。スターターからスタンダードへ12,000円で上がるfreeeと比べると、中間の選択肢が少なく感じられる場面があります。困るのは、パーソナルでは足りないが最上位までは要らない、という状況に置かれたときです。

④サービスの幅が広く、確定申告だけしたい人には画面が多く見える。会計以外のメニューが並ぶ構成のため、目的が確定申告だけの場合は使わない項目が視界に入ります。慣れれば問題になりませんが、最初の数日は迷いやすい点として挙げておきます。

マネーフォワードが向いている人・向いていない人

向いている人:インボイス登録済みで、消費税申告に対応しつつ年額を抑えたい人(パーソナル15,360円)。すでに同社の家計簿サービスを使っている人。請求書・経費精算まで同じ事業者で揃えたい人。

向いていない人:消費税申告が必要なのに最安のパーソナルミニで済ませようとしている人。年額0円で済ませたい人(やよいの白色申告 フリープランが該当)。電話で相談したい人。パーソナルとパーソナルプラスの中間くらいの機能と価格を求めている人。

マネーフォワード クラウド確定申告の最新料金を公式で確認する

やよいの青色申告 オンライン|初年度無料の条件を正しく理解する

やよいの青色申告 オンラインは、弥生株式会社が提供する青色申告向けのクラウドサービスです。セルフ・ベーシック・トータルの3プラン構成で、全プランが年払いのみ。弥生は自社について「売上実績No.1」と公表していますが、これは弥生自身の表記であり、本記事が独自に検証した数値ではありません。

3プランの料金とサポート範囲

プラン通常年額(税抜)初年度サポート範囲
セルフプラン11,800円1年間無料WebのFAQのみ
ベーシックプラン22,800円1年間無料電話・メール・チャット(利用10回が上限)
トータルプラン39,600円19,800円(半額)仕訳相談・業務相談・確定申告相談あり

注目すべきは、セルフとベーシックの価格差11,000円が、ほぼサポートの対価だという点です。しかもそのサポートは利用10回が上限。1回あたり1,100円の計算になります。年に10回も問い合わせる見込みがないなら、セルフプランで十分という判断は合理的です。

初年度無料の条件と、自動更新の仕組み

セルフプランとベーシックプランの初年度1年間無料には、口座振替またはクレジットカード情報の登録という条件が付きます。そして無料期間が終わると、通常の年額で自動更新されます。前月末までにキャンセルすれば更新を止めることは可能です。

この構造を理解しておけば、リスクはコントロールできます。1年間無料で青色申告を1回分まるごと試し、自分に合わなければ期限までにキャンセルする。合っていれば継続する。判断のタイミングを自分で握れる点が、この仕組みの本質です。

やよいの青色申告 オンラインのデメリット・注意点

①白色申告には別製品が必要。青色申告専用の製品であるため、白色で申告するなら「やよいの白色申告 オンライン」を使うことになります。困るのは、途中で白色へ戻す場合に製品をまたぐ移行が発生することです。

②月払いの選択肢がない。全プラン年払いのみです。1か月だけ試して合わなければやめる、という使い方はできません。初年度無料があるためリスクは小さいものの、支払いは年単位で発生します。

③無料期間の終了後は自動で課金される。キャンセルの意思表示をしなければ通常年額で更新されます。何が困るかというと、「無料だから」と軽い気持ちで登録した人が、1年後に11,800円または22,800円の請求を受けることです。カレンダーへの登録は必ず行ってください。

④セルフプランは電話での相談ができない。サポートはWebのFAQのみ。初めての青色申告で不安が大きい人にとっては、申告期に聞ける相手がいないことが負担になる可能性があります。その場合はベーシック以上を検討してください。

弥生が向いている人・向いていない人

向いている人:青色申告を年1万円台で始めたい人。1年目の支出を0円に抑えて、じっくり試したい人。白色申告なら同社のフリープランで0円から始められる点も含め、費用の入口を低くしたい人。

向いていない人:月単位で契約したい人。サポートを無制限に使いたい人(ベーシックは10回上限)。白色と青色を行き来する可能性が高い人。freeeとの機能面の違いを詳しく知りたい場合はfreeeと弥生の比較も併せて確認してください。

やよいの青色申告 オンラインの初年度キャンペーン条件を公式で確認する

年払いと月払いの差額|freeeスターターで年9,600円変わる

見落とされやすいのに金額インパクトが大きいのが、支払い方法の選択です。同じプラン・同じ機能でも、月払いか年払いかで年間の支出が1万円前後変わります。

freee会計 個人向けプランの年払い・月払い比較

プラン月払いで1年使った場合(税抜)年払い年額(税抜)差額(年間)
スターター1,780円 × 12か月 = 21,360円11,760円9,600円お得
スタンダード2,980円 × 12か月 = 35,760円23,760円12,000円お得
プレミアム月払いの設定なし39,800円—
入力おまかせ月払いの設定なし49,800円—

スターターで年9,600円、スタンダードで年12,000円。月払いのスターター(21,360円)は、年払いのスタンダード(23,760円)とほぼ同じ支出になります。同じ金額を払うなら上位プランの年払いの方が得られるものは多い、という逆転がここで起きています。

それでも月払いを選ぶべき2つの状況

年払いが常に正しいわけではありません。1つ目はまだ使い続けるか決めていない場合。年払いは前払いなので、3か月で合わないと判断しても残り9か月分は支払い済みです。月払いなら損失は数か月分で止まります。

2つ目は資金繰りの都合で一括支払いを避けたい場合。年11,760円を一度に払うより、月1,780円ずつの方が現金の出方がなだらかです。開業直後で手元資金が薄い時期なら、割高でも月払いを選ぶ判断はあり得ます。ただし、この判断を1年以上続けると差額が積み上がるため、事業が軌道に乗ったら年払いへ切り替える前提で考えてください。

💡 年払いへの切り替えで年1万円前後を回収できる

すでに月払いで使っている人は、契約内容を一度確認してください。freee会計スターターなら年9,600円、スタンダードなら年12,000円(いずれも税抜)の差があります。3年間気づかなければ、スタンダードで36,000円。この金額は、やよいの青色申告 トータルプラン(39,600円)1年分に近い水準です。切り替え可能な時期や手続きは公式サイトでご確認ください。

確定申告ソフトが向いていない人・デメリット5点

ここまで各社の良い面を書いてきましたが、確定申告ソフトが誰にとっても正解というわけではありません。合わない人の条件と、契約後に不満が出やすいポイントを正直に並べます。

確定申告ソフトが向いていない人

仕訳数が極端に多い人。月に数百件から千件を超える取引がある場合、個人事業主向けプランの想定を超えます。freee会計の入力おまかせは月60件までが料金に含まれ、61件目から1件70円(税別)。月500件なら超過440件で30,800円(税別)が月々加算される計算です。この規模なら、法人向けの製品や税理士への委託を含めて検討する方が現実的でしょう。

複数の事業を並行して営んでいる人。事業ごとに帳簿を分けたい、部門別に損益を見たいといった要件は、個人向けプランの守備範囲を超えることがあります。どこまで対応できるかはプランによって異なるため、契約前に公式の機能比較で確認してください。

近いうちに法人成りを予定している人。個人向けプランと法人向けプランは別物です。法人化のタイミングで契約を切り替えることになり、年払いで契約していれば残期間の扱いを確認する必要が出てきます。1年以内に法人化するなら、月払いのある製品を選ぶか、切り替え時の取り扱いを事前に問い合わせておく方が安全です。

すでに税理士へ記帳を丸ごと委託している人。記帳代行まで含めて依頼しているなら、自分でソフトを契約する必要性は低くなります。税理士が指定するソフトがある場合も多いため、まず顧問先に確認してください。二重にコストを払うことになりかねません。

デメリット①|料金が上がる可能性を前提に置く必要がある

クラウドサービスである以上、料金やプラン構成は改定されることがあります。実際、本記事の執筆にあたって各社の現行プランを確認したところ、過去の記事で使われていたプラン名が現在は存在しないケースもありました。

何が困るかというと、年払いで契約している場合、更新時に金額が変わっていても気づきにくいことです。自動更新の通知メールは見落とされやすい。更新月の前に一度、公式サイトで現在の料金を確認する習慣を作ってください。

デメリット②|プラン間の機能差が分かりにくい

「どのプランなら青色申告の書類が作れるのか」「消費税の申告はどこから対応するのか」といった、契約前に最も知りたい情報が、料金表だけでは読み取れないことがあります。本記事でも、公式に明記されている範囲(マネーフォワードのパーソナルミニが消費税申告に非対応であること)以外は断定を避けています。

困るのは、申告の直前になって必要な帳票が作れないと気づく事態です。契約前に、公式の機能比較ページで「自分が作る必要のある書類」が対象プランに含まれているかを、必ず自分の目で確認してください。不明な点はサポート窓口に問い合わせるのが最も確実です。

デメリット③|自動連携は万能ではない

銀行やカードとの連携は便利ですが、取り込まれるのは取引の記録だけです。その支出が事業用なのか私用なのか、どの勘定科目に当たるのかは、最終的に人が判断します。自動化できるのは入力の手間であって、判断そのものではありません。

また、金融機関側の仕様変更などで連携が一時的に止まることもあります。連携任せにして数か月放置すると、取り込み漏れに気づくのが申告直前になりかねません。月に一度は残高が合っているかを確認する運用を組み込んでください。

デメリット④|乗り換えコストが想像より大きい

ソフトを変えると、過去データの移行、操作の学び直し、期首残高の突き合わせが発生します。エクスポートの形式は各社で異なり、すべてのデータがそのまま移るとは限りません。

この手間があるからこそ、最初の選択を丁寧に行う価値があります。年数千円の差額を追って毎年乗り換えるより、自分の条件に合うものを1つ決めて使い続ける方が、結果的に時間の支出は小さくなります。

デメリット⑤|無料プランにはサポートが付かない

やよいの白色申告 オンラインのフリープランは年額0円ですが、サポートはWebのFAQのみです。操作で詰まったとき、電話やチャットで聞く手段がありません。さらに3年間ログインがないと利用できなくなる条件もあります。

無料であることの価値は大きい。しかし、自力で調べる時間が積み上がって本業を圧迫するなら、その時間はコストです。年11,500円のベーシックプラン(初年度1年間無料)へ上げることで解決するなら、上げた方が合理的な場合もあります。

freee会計の導入相談・補助金の対象か確認する

申込みから初回申告までの5ステップ

ソフトを決めたあと、実際に何をどの順番で進めるか。初回の確定申告までの流れを5段階に整理しました。この順番で進めれば、申告期に慌てる場面を減らせます。

初回申告までにやること

申告の種類と消費税の有無を確定させる

白色か青色か、消費税の申告が必要かを先に決めます。青色申告を選ぶ場合は、税務署への「青色申告承認申請書」の提出期限に注意してください。提出期限は開業のタイミングなどによって異なるため、国税庁の案内または税務署で必ず確認します。この2点が決まらないうちにソフトを契約すると、プラン選びをやり直すことになります。

プランを選んで申込む(無料・無料期間から始める)

やよいの白色申告 フリープラン(年額0円)、またはやよいの青色申告 セルフプラン(初年度1年間無料)から入るのが、金銭的リスクの小さい進め方です。初年度無料を使う場合は、口座振替またはクレジットカード情報の登録が必要で、期間終了後は通常年額で自動更新される点を理解したうえで申込みます。

事業情報と口座・カードを登録する

屋号、事業の開始日、業種などの基本情報を入力し、事業で使っている銀行口座とクレジットカードを登録します。ここで事業用と私用の口座を分けておくと、後の仕分け作業が大幅に楽になります。分けていない場合は、この機会に事業専用の口座を1つ用意することを検討してください。

過去分の取引を取り込み、勘定科目を割り当てる

年の途中から使い始める場合は、1月からの取引を遡って取り込みます。取り込んだ取引に勘定科目を割り当て、事業用と私用を分けていきます。最初の数十件は時間がかかりますが、同じパターンの取引が学習されるため、進むほど作業は軽くなります。

決算書・申告書を作成し、e-Taxで送信する

年末の残高を確認し、決算書と確定申告書を作成します。電子申告にはマイナンバーカードによる本人確認、またはID・パスワード方式の事前準備が必要です。準備には時間がかかることがあるため、2月に入る前に済ませておいてください。具体的な操作手順は青色申告とe-Taxのやり方で解説しています。

つまずきやすいのは、ステップ3と4

実務で手が止まるのは、口座の登録と過去分の取り込みです。事業用と私用が同じ口座に混在していると、1件ずつ判断する必要があり、ここで挫折する人が少なくありません。だからこそ、口座を分けることの効果は大きい。

また、過去分をまとめて取り込む作業は、対象期間が長いほど重くなります。年末に着手するより、使い始めた月からこまめに処理する方が、1回あたりの負担は軽く済みます。理想は月末に30分だけ確認する運用です。

解約・返金・契約条件で必ず確認すべきこと

契約の入口だけでなく、出口の条件も確認しておくべきです。ここを確認しないまま申込むと、やめたいときにやめられない、あるいは想定外の請求を受けることになります。

自動更新の有無とキャンセル期限

弥生の初年度無料キャンペーンについては、無料期間の終了後は通常年額で自動更新され、前月末までにキャンセルできると公式に示されています。つまり、何もしなければ課金が始まり、止めたいなら期限までに手続きが必要です。

freeeとマネーフォワードの解約手続きと締切については、本記事が参照した料金ページの範囲では詳細を確認できませんでした。推測で書くことはしないため、契約前に各公式サイトの利用規約・よくある質問で必ずご確認ください。特に年払いを選ぶ場合は、期中解約の扱いを事前に把握しておくべきです。

年払いの途中解約と返金の扱い

年払いは1年分を前払いする方式です。途中で解約した場合に残期間分が返金されるかどうかは、サービスごとに条件が異なります。本記事では各社の返金条件を確認できていないため、金額や可否について断定しません。

実務的な対処としては、初回は月払いのあるプランか、初年度無料のプランから入ることです。freee会計のスターターとスタンダードには月払いの設定があり、やよいの青色申告 セルフプランには初年度1年間無料があります。いずれも、合わなかったときの損失を小さく抑えられる入口です。

解約後のデータはどうなるか

帳簿には法令で定められた保存義務があります。解約後にクラウド上のデータを閲覧できなくなる可能性を考えると、解約の前に帳簿・決算書・申告書のデータを自分の手元へ書き出しておくのが安全です。

また、やよいの白色申告 オンラインのフリープランには「3年間ログインなしで利用不可」という条件があります。無料で使い続けるつもりでも、長期間放置すればアクセスできなくなる可能性があるということ。年に一度はログインし、必要なデータを手元に保存する運用を推奨します。

⚠️ 契約前に自分で確認すべき5項目

①自動更新されるか、されるならいつ ②キャンセルの締切はいつか ③年払いの途中解約で返金があるか ④解約後にデータを閲覧・書き出しできる期間 ⑤自分に必要な帳票が契約するプランに含まれているか。この5つは、本記事のような第三者の記事ではなく、各社公式サイトの規約・FAQで自分の目で確認してください。料金と違い、契約条件は個別の状況で運用が変わることがあります。

よくある質問(FAQ 14問)

確定申告ソフトを完全に無料で使う方法はありますか?
やよいの白色申告 オンラインのフリープランが年額0円の永年無料です。初年度だけの割引ではなく、料金設定そのものが0円のため、2年目以降も請求は発生しません。ただしサポートはWebのFAQのみで、3年間ログインがないと利用できなくなる条件があります。白色申告で、消費税の申告が不要な人に向いた選択肢です。
インボイス登録をしました。どのプランを選べばいいですか?
インボイス制度の登録事業者は課税事業者となり、消費税の申告が必要になります。マネーフォワード クラウド確定申告を選ぶ場合、パーソナルミニ(年10,800円・税抜)は消費税申告に非対応のため、パーソナル(年15,360円・税抜)以上が必要です。他社についてもプラン別の消費税対応可否を公式の機能比較ページで確認してから契約してください。
弥生の「初年度1年間無料」に条件はありますか?
あります。口座振替またはクレジットカード情報の登録が必要で、無料期間の終了後は通常年額で自動更新されます。前月末までにキャンセルすれば更新を止められます。「条件なしで無料」ではないため、申込み時に支払い手段を登録する点と、自動更新の仕組みを理解したうえで利用してください。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
年払いと月払いでは、どのくらい差がありますか?
freee会計 個人向けの場合、スターターは月払い1,780円×12か月=21,360円に対し、年払いは11,760円で年9,600円の差(いずれも税抜)。スタンダードは月払い2,980円×12か月=35,760円に対し年払い23,760円で、年12,000円の差です。プレミアムと入力おまかせには月払いの設定がなく、年払いのみとなっています。
青色申告の65万円控除を受けるには、どのソフトが必要ですか?
青色申告特別控除は記帳方法や申告方法によって段階が分かれており、最大65万円の控除には複式簿記による記帳と、e-Taxでの電子申告または電子帳簿保存が要件とされています。どのソフトのどのプランがこれらの要件に対応するかは、各社公式の機能比較ページで確認してください。本記事では公式に確認できた料金情報のみを扱っており、プラン別の対応可否については推測で断定しません。
白色申告から青色申告に切り替えるとき、ソフトはそのまま使えますか?
弥生の場合、「やよいの白色申告 オンライン」と「やよいの青色申告 オンライン」は別製品のため、切り替え時に製品を移ることになります。1年以内に青色申告へ進む予定があるなら、最初から青色申告 オンラインのセルフプラン(年11,800円・税抜/初年度1年間無料)を選ぶ方が、移行の手間を1回減らせます。
最も安く青色申告を始められるのはどれですか?
本記事で確認した範囲では、やよいの青色申告 オンラインのセルフプランが年11,800円(税抜)で、青色申告向け製品として最も低い年額です。さらに初年度1年間無料のキャンペーン対象のため、1年目の支出は0円になります。ただし1年後は通常年額で自動更新されるため、継続の可否を期限までに判断してください。
freeeのスターターとスタンダードは、何が違うのですか?
年額はスターターが11,760円、スタンダードが23,760円(いずれも税抜・年払い)で、差は12,000円です。含まれる機能の具体的な違いは公式の機能比較ページに記載されています。本記事では料金のみを公式で確認しているため、機能差については公式ページで必ずご確認ください。まずスターターで始め、必要になってから上げる進め方であれば、無駄な支出を避けやすくなります。
freeeの「入力おまかせ」は結局いくらかかりますか?
年49,800円(税抜・年払いのみ)に月60件までの入力が含まれ、61件目からは1件あたり70円(税別)が加算されます。たとえば月100件なら超過40件で2,800円(税別)が月々加算され、12か月では33,600円(税別)の追加になります。月ごとの件数が読めない事業の場合、年間コストが事前に確定しない点に注意してください。
弥生のベーシックプランの電話サポートは無制限ですか?
無制限ではありません。やよいの青色申告 オンラインのベーシックプラン(年22,800円・税抜)は電話・メール・チャットに対応していますが、利用は10回が上限とされています。セルフプラン(年11,800円)との差額11,000円を10回で割ると1回あたり1,100円。年に10回も問い合わせる見込みがなければ、セルフプランで足りる可能性があります。
確定申告ソフトを途中で乗り換えられますか?
技術的には可能ですが、過去データの移行、操作の学び直し、期首残高の突き合わせが発生します。エクスポートの形式は各社で異なり、すべてのデータがそのまま移るとは限りません。年度の途中で移ると帳簿が分断されるため、乗り換えるなら翌期首(1月1日以降)を選ぶのが原則です。
副業で年間の所得が少ない場合も、ソフトは必要ですか?
取引数が少なく白色申告で済むなら、やよいの白色申告 オンラインのフリープラン(年額0円)で十分な可能性があります。金銭的な負担がないため、まずここから始めて、規模が大きくなった段階で有料プランを検討する進め方が合理的です。なお、申告そのものが必要かどうかは所得の状況によって変わるため、国税庁の案内や税務署、税理士にご確認ください。
法人成りを予定していますが、個人向けプランを契約して大丈夫ですか?
個人向けプランと法人向けプランは別物のため、法人化のタイミングで契約の切り替えが必要になります。年払いで契約していた場合の残期間の扱いは各社で条件が異なるため、事前に公式サイトまたはサポート窓口で確認してください。1年以内に法人化する見込みがあるなら、月払いの設定があるプランを選ぶ、あるいは切り替え時の取り扱いを先に問い合わせておく方が安全です。
解約したら、それまでの帳簿データはどうなりますか?
解約後のデータの扱いはサービスごとに条件が異なり、本記事では各社の詳細を確認できていません。帳簿には法令で定められた保存義務があるため、解約前に帳簿・決算書・申告書のデータを自分の手元へ書き出しておくことを強く推奨します。具体的な保存期間や保存方法については、国税庁の案内または税理士にご確認ください。

まとめ|今日決めるべきことは1つだけ

ここまで12プラン以上の年額を並べてきましたが、今日やるべきことは1つに絞れます。「自分は白色申告か青色申告か」と「消費税の申告が必要か」を確定させること。この2つが決まれば、候補は自動的に2〜3個まで絞られます。

白色で消費税の申告が不要なら、やよいの白色申告 オンラインのフリープランで年額0円。青色を最小コストで始めるなら、やよいの青色申告 オンラインのセルフプラン(年11,800円・税抜/初年度1年間無料)。インボイス登録済みなら、マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナル(年15,360円・税抜)以上。簿記の用語でつまずきたくないなら、freee会計のスターター(年11,760円・税抜)またはスタンダード(年23,760円・税抜)。

冒頭に書いた3月13日の夜を、来年も繰り返すかどうか。その分岐は、今日この記事を閉じたあとに何をするかで決まります。レシートを整理する必要はありません。まず、自分が青色申告の届出を出しているかどうかを確認するところから始めてください。それが分かれば、あとは表の該当行を選ぶだけです。

💡 この記事の要点3つ

①料金はすべて税抜・年額で比較する。月額換算の表示は安く見えるが、実際の支払いは年単位で発生する。
②マネーフォワードのパーソナルミニは消費税申告に非対応。インボイス登録済みならパーソナル以上が必須。
③やよいの白色申告 フリープランは年額0円の永年無料。ただしサポートはWebFAQのみ、3年間ログインなしで利用不可という条件がある。

freee会計の導入相談・補助金の対象か確認する やよいの青色申告 オンラインの初年度キャンペーン条件を公式で確認する

まとめ

  • 選定は「白色か青色か」「消費税申告が必要か」の2問で9割決まる
  • やよいの白色申告 オンライン フリープランは年額0円の永年無料(サポートはWebFAQのみ/3年間ログインなしで利用不可)
  • 青色申告の最安入口はやよいの青色申告 セルフプラン 年11,800円(税抜)、初年度1年間無料
  • マネーフォワード パーソナルミニ(年10,800円・税抜)は消費税申告に非対応。インボイス登録済みはパーソナル(年15,360円・税抜)以上
  • freee会計はスターター年11,760円/スタンダード年23,760円/プレミアム年39,800円/入力おまかせ年49,800円(すべて税抜・年払い)
  • 年払いと月払いの差はfreeeスターターで年9,600円、スタンダードで年12,000円
  • 弥生の初年度無料は口座振替またはクレカ登録が条件。期間終了後は通常年額で自動更新される
  • 料金はすべて税抜。契約前に公式サイトで最新の料金・機能・解約条件を必ず確認すること

※本記事の料金は2026年9月時点で各社公式サイトを確認した情報です。すべて税抜表示。料金・プラン構成・キャンペーン条件は予告なく変更される場合があるため、申込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事は税務・法律の助言を行うものではありません。個別の税務判断は税務署または税理士にご相談ください。

コメント

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