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マイルが貯まるクレジットカードを徹底比較|JAL・ANA・アメックスの還元率と使い方
「飛行機をよく使うなら、マイルを貯められるカードに変えたほうがいい」と聞いたことはあるでしょうか。実際、年間の旅行費用が数万円〜数十万円かかる人にとって、マイルの積み上げは無視できない差になります。
一方で、「JALとANAのどちらが自分に合うか」「アメックスのマイルは本当に使いやすいのか」「年会費を払っても元が取れるのか」——こうした疑問を抱えたまま、なんとなく今のカードを使い続けている人も少なくありません。
この記事では、マイルが貯まる主要クレジットカードを比較表付きで解説します。結論から言えば、国内線中心ならJALカード、国際線・特典重視ならANAカード、海外出張が多くステータスも求めるならアメックスが有力な選択肢です。それぞれの詳細と、あなたの利用スタイルに合った選び方を、以下で順を追って説明します。
まず自分に向いているカードを確認したい方へ
→ 主要カード比較表(JAL/ANA/アメックス)に飛んでください。3分で自分向けのカードが絞れます。
1. マイルとは何か——ポイントとの違いを整理する
マイルの基本的な仕組み
マイルは、航空会社が運営するロイヤリティプログラムの「通貨」です。飛行機に乗ったとき、あるいはマイル提携クレジットカードで買い物をしたときに加算され、特典航空券の発券や座席アップグレードなどに使えます。
日本で主に使われるのは、JALのFLY ON プログラム(マイルはJALマイレージバンク)とANAのANAマイレージクラブです。海外では、アメリカン航空のAAdvantage、ユナイテッド航空のMileagePlusなどが有名で、提携カードを通じて貯めることもできます。
マイルの基本的な流れは次のとおりです。
- クレジットカードの利用代金に応じてマイルが加算される
- 搭乗のたびに区間マイルが加算される(搭乗距離・運賃クラスによって異なる)
- 一定マイル数が貯まったら特典航空券やアップグレードに交換する
ポイントとマイルはどう違うのか
一般的なクレジットカードの「ポイント」は、1ポイント=1円相当のキャッシュバックや商品交換に使えることが多いです。一方、マイルは航空特典への交換に特化しており、交換先によっては1マイル=2円〜3円相当の価値になることもあります。
ただし、マイルには以下の制約があります。
- 有効期限がある(多くは3年間)
- 特典航空券は席数が限られていて、希望の日程で取れないことがある
- 現金には換金できない(一部例外を除く)
つまり、マイルは「旅行に使う前提で計画的に貯める人」に向いており、旅行をあまりしない人にはポイント系カードのほうが使いやすい場面があります。
マイルカードが特に向いている人の特徴
以下に該当する人は、マイルカードの恩恵を受けやすい傾向があります。
- 年に2回以上、国内線または国際線を利用する
- ビジネス出張で航空機を使う機会が多い
- 年間のクレジットカード利用額が50万円を超える
- 特定の航空会社(JALまたはANA)を継続して利用している
逆に、「年に1回しか飛行機に乗らない」「旅行は新幹線が中心」という場合は、マイルカードより還元率の高いポイントカードのほうが日常の恩恵が大きいことがあります。この点は記事後半のデメリットセクションで詳しく触れます。
2. 主要カード比較表(JAL・ANA・アメックス)
国内旅行・海外旅行を最安値で予約【トラベリスト】基本スペック比較
まず、代表的なマイルカードの基本スペックを一覧で確認しましょう。以下は各カードの公式情報をもとにまとめた比較表です(2026年8月時点の情報。最新情報は各公式サイトでご確認ください)。
マイルより還元率を重視するならこちら(コスモカード)→| 項目 | JALカード(普通カード) | ANAカード(一般カード) | アメリカン・エキスプレス・グリーン |
|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 2,200円 | 2,200円 | 13,200円 |
| 基本マイル還元率 | 0.5%(200円=1マイル) | 0.5%(200円=1マイル) | 0.5%〜(転換先により異なる) |
| 搭乗ボーナスマイル | フライトマイルの10%ボーナス | フライトマイルの10%ボーナス | 提携航空会社による |
| ショッピングマイル上乗せ | JAL便・JAL提携店で追加付与 | ANA便・提携店で追加付与 | アメックス加盟店で追加特典あり |
| マイル有効期限 | 36ヶ月(3年) | 36ヶ月(3年) | メンバーシップ・リワードは無期限(カード保有中) |
| 国際ブランド | VISA / Mastercard / JCB / AmEx | VISA / Mastercard / JCB / AmEx | American Express |
| 旅行保険 | 国内・海外旅行傷害保険付帯 | 国内・海外旅行傷害保険付帯 | 国内・海外旅行傷害保険付帯(補償額高め) |
| 空港ラウンジ | なし(上位カードで利用可) | なし(上位カードで利用可) | 国内主要空港ラウンジ無料 |
| 向いている人 | 国内線中心・JAL利用者 | 国際線中心・ANA利用者 | 海外出張多・ステータス重視 |
JALカードが気になった方へ——JALカードの詳細スペックと申込み方法は JALカード公式サイト で確認できます。
ランクアップした場合の年会費と特典比較
各航空会社のカードには、普通カードの上に「CLUB-Aカード」「VISA/Mastercard ゴールド」「プラチナ」等の上位ランクが存在します。年会費が上がる分、マイル還元率やラウンジ利用などの特典が充実します。
| カードランク | JAL CLUB-Aカード | ANA VISA ゴールドカード | アメックス・ゴールド |
|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 11,000円 | 15,400円 | 31,900円 |
| ショッピングマイル還元率 | 0.5%(プラス100円=1マイル オプション有) | 0.5%(スマート払いで1%相当) | 転換先次第で最大1%超も可 |
| 搭乗ボーナス | フライトマイルの25%ボーナス | フライトマイルの25%ボーナス | 提携航空会社による |
| 空港ラウンジ | 国内主要空港(同伴者有料) | 国内主要空港(同伴者有料) | プライオリティ・パスも利用可 |
| 主な追加特典 | 入会・搭乗・継続ボーナス強化 | Gポイント連携・ワイドゴールド保険 | ホテル・グルメ優待・コンシェルジュ |
ランクアップのメリットを最大化するには、「年会費の差額分だけ追加の恩恵を受けられるか」を試算することが重要です。この点は第8節「効率よく貯めるコツ」で詳しく解説します。
3. マイル換算率の違いと実際の価値
1マイルの実質価値はいくらか
マイルは航空券に交換したとき、最も高い価値を発揮します。よく言われるのは「1マイル=2〜3円相当」という目安ですが、これはあくまで特典航空券との比較から算出したものです。
たとえば、東京(羽田)—大阪(伊丹)の国内線普通席の場合、JALの特典航空券に必要なマイル数はローシーズンで片道6,000マイルです(2026年8月時点・JAL公式サイトより)。同区間の正規運賃が約12,000円とすると、1マイル=2円の計算になります。
一方、現金やギフト券への換算では価値が下がることがほとんどです。JALマイルをdポイントに交換した場合、1マイル=0.5円相当になります。つまり、マイルの使い方によって実質価値は最大で4〜6倍変わります。
マイル還元率の計算方法
カードのショッピング利用でマイルを貯める場合、実質的な還元率は次の式で計算できます。
実質還元率 = マイル還元率 × 1マイルの価値 例:JALカード(普通カード)で100万円利用した場合 ・100万円 ÷ 200円 = 5,000マイル(0.5%還元) ・5,000マイル × 2円(航空券交換時)= 10,000円相当 ・実質還元率:1.0%
ただし、この計算は特典航空券を実際に使えた場合の話です。希望の日程で席が取れなかった場合や、マイルが失効した場合は実質価値がゼロになるリスクがあります。
ANAとJALのマイル積算率の違い
搭乗時のマイル積算率(フライトマイル)は、購入した運賃クラスによって大きく変わります。割引運賃(セール運賃・特便割引など)はマイル積算率が低く、正規運賃・上位クラスほど積算率が高い仕組みです。
たとえば、ANAのマイル積算率は「プレミアム運賃:150%」「普通運賃:100%」「特割運賃:75%」「セール運賃:50〜30%」と段階が設けられています(実際の積算率は運賃種別・区間によって異なります。ANA公式サイトでご確認ください)。
同じ飛行機に乗っても、購入した運賃によってマイルの積み上げが倍以上変わることがあるため、「なるべく積算率の高い運賃を選ぶ」という意識が重要です。
4. JALカード詳細——国内線利用者に向いている理由
JALカードのラインアップと年会費
JALカードは、年会費と特典の水準に応じて複数のラインアップがあります。主なものを整理すると次のとおりです。
- JALカード(普通カード):年会費2,200円(税込)。マイル還元率0.5%。初めてJALカードを持つ人向け。
- JAL CLUB-Aカード:年会費11,000円(税込)。搭乗ボーナスが25%に強化。年100万円以上利用する人向け。
- JAL CLUB-Aゴールドカード:年会費17,600円(税込)。ゴールドカード特典(空港ラウンジ・保険など)が付加。
- JALプラチナ:年会費34,100円(税込)。コンシェルジュ・ファーストクラスラウンジなど最上位特典。
「普通カードとCLUB-Aのどちらにするか」を迷う場合、年会費差(11,000円-2,200円=8,800円)に見合う追加マイルや特典が得られるかどうかが判断軸になります。搭乗ボーナスが10%→25%に増えるため、年間の搭乗回数が多い人ほどCLUB-Aが有利です。
JALカードでマイルが貯まる主なシーン
JALカードでマイルが加算される主なタイミングは以下のとおりです。
- JAL便搭乗時の区間マイル(距離・運賃クラスによって異なる)
- JAL便搭乗ボーナス(カードランクに応じて10%〜25%)
- クレジットカードショッピング利用(200円=1マイル)
- JALショッピングマイル・プレミアム加入(100円=1マイルに倍増、月会費3,300円)
- JALふるさと納税・JALパックなどJALグループサービスの利用
- JAL提携店でのショッピング(一部店舗でボーナスマイル加算)
特に「JALショッピングマイル・プレミアム」は、ショッピングのマイル付与率を100円=1マイルに倍増させるオプションです。月会費3,300円(年間39,600円)がかかるため、年間800万円以上のカード利用がある場合でないと費用対効果が出にくい計算になります。ただし、JALカードJCBのみ年会費に含まれていますので、多くの利用者にとってはJCBブランドが有利な場合があります(詳細はJAL公式サイトでご確認ください)。
JALカードが特に向いている人・向いていない人
JALカードが向いている人の条件は次のとおりです。
- JAL便を年に3回以上利用している
- 主に国内線を使う出張族・旅行者
- 年会費を抑えながらマイルを貯めたい
- 楽天カードやSuicaカードからの乗り換えを検討中
一方、以下に当てはまる人にはJALカードが向いていない可能性があります。
- ANAを主に利用している(JALマイルはANAには使えない)
- 飛行機をほとんど使わず、日常の買い物だけでポイントを貯めたい
- ラウンジや手厚い保険を普通カードのうちから求めている
JALカードの申込み・詳細スペックは JALカード公式サイト で確認できます。入会キャンペーンの有無も公式サイトで最新情報をご確認ください。
JALカードのデメリットと注意点
JALカードを検討する際には、以下のデメリットも把握しておきましょう。
- ①ショッピングマイル還元率が低い:普通カードでは200円=1マイル(0.5%)。楽天カードの1%還元と比較すると、日常の買い物だけでは不利。
- ②マイル有効期限が3年:飛行機に乗る頻度が低い年は、マイルが失効するリスクがある。失効したマイルは回収できない。
- ③ショッピングマイル・プレミアムの月会費が高い:還元率を倍増させるオプションは月3,300円(一部カードを除く)。利用額が少ない場合は損になる。
- ④ANA路線・外資系航空会社では積算率が低下する:コードシェア便の場合、マイルが想定より少なくなることがある。
5. ANAカード詳細——国際線・マイル消費まで考えた設計
ANAカードのラインアップと年会費
ANAカードも複数のランクが存在します。代表的なものを整理します。
- ANA一般カード:年会費2,200円(税込)。ショッピングマイル0.5%。ANA便搭乗ボーナス10%。
- ANA VISA/Mastercard ゴールドカード:年会費15,400円(税込)。搭乗ボーナス25%。空港ラウンジ・旅行保険が強化。
- ANA VISA プラチナ プレミアムカード:年会費88,000円(税込)。ショッピングマイル1.5%相当(Vポイントへの付与率による)。コンシェルジュ・プライオリティ・パス付帯。
- ANA JCBカード ZERO(20代限定):年会費無料(5年間)。マイル還元率0.5%。若年層の入門カードとして人気。
ANAカードの特徴は、「Vポイント」や「Oki Dokiポイント」などカード会社のポイントをANAマイルへ転換する仕組みです。転換レートはカード会社・コースによって異なり、ANAマイルへの移行手数料が発生することがあります(ANA公式サイトでご確認ください)。
ANAカードならではの強みと特典
ANAカードが持つ独自の強みとして、以下が挙げられます。
- スターアライアンス加盟航空会社との連携:ルフトハンザ・ユナイテッド・シンガポール航空など28社でフライトマイルが積算・特典利用できる。
- ANAグループ充実のショッピングモール「ANAモール」:オンラインショッピングでANAマイルが追加付与される。
- ANA Pay連携:ANAカードとANA Payを組み合わせると対象店舗でのマイル付与率が上がる(詳細はANA公式サイト参照)。
- プレミアムポイント(PP)の積算:ANAではステータス資格取得にプレミアムポイントが必要。カードのランクや特典との組み合わせでブロンズ/プラチナ/ダイヤモンドを目指す人に有利。
ANAカードが向いている人・向いていない人
ANAカードに向いているのは、主に次のような方です。
- ANAを主な搭乗航空会社としている
- 国際線を年に2回以上使い、スターアライアンスのマイルを活用したい
- ANAステータス(プラチナ・ダイヤモンド)を目指している
- アジア・ヨーロッパへのビジネス出張が多い
一方、ANAカードが向いていない可能性があるのは次のケースです。
- JAL便が主体で、ANAにほとんど乗らない
- ポイント転換の仕組みが複雑に感じられ、シンプルな還元を望んでいる
- 年会費を最小限に抑えたいが、国内線のみの利用(この場合はJAL一般カードと比較検討する価値あり)
ANAカードの最新キャンペーン・スペックは ANAカード公式サイト でご確認ください。
ANAカードのデメリットと注意点
ANAカードにも見落としがちなデメリットがあります。
- ①ポイント→マイル転換の手数料:カード会社のポイントをANAマイルへ移行する際、コースによっては年間5,500円の手数料がかかる。事前に確認が必要。
- ②一般カードのショッピング還元率が低め:基本0.5%のため、マイル専用として使わず日常カードとして高い還元率を求める人には不向き。
- ③プレミアムカードの年会費が非常に高い:プラチナ以上は年会費が数万円単位になり、利用額が少ないと費用対効果が出ない。ライフスタイルと照らし合わせて検討が必要。
- ④ステータス取得には多くの搭乗・利用が必要:プラチナ資格には年間5万プレミアムポイントが必要。仕事で頻繁に飛行機を使わない場合は現実的でない。
6. アメリカン・エキスプレス詳細——ステータスと柔軟なポイント転換
アメックスカードのラインアップと特徴
アメリカン・エキスプレス(アメックス)は、JAL・ANAとは異なり、航空会社が発行するカードではありません。アメックスが独自に発行するカードで、貯まるポイント(メンバーシップ・リワード)を複数の航空会社マイルへ転換できる点が最大の特徴です。
コスモ・ザ・カードでポイントを貯める →主なカードラインアップは次のとおりです。
- アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード:年会費13,200円(税込)。基本還元率0.5%(メンバーシップ・リワード)。旅行優待・空港ラウンジなどの特典付き。
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード:年会費31,900円(税込)。ポイント有効期限が実質無期限(カード保有中)。ホテルやレストランの優待も充実。
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード:年会費143,000円(税込)。コンシェルジュ・プライオリティ・パス(プレステージ会員資格)・ホテル上位会員資格など最上位の特典。
メンバーシップ・リワードからマイルへの転換
アメックスのポイント(メンバーシップ・リワード)は、以下の航空会社マイルへ転換できます(転換先・レートは変更になることがあるため、アメックス公式サイトで最新情報をご確認ください)。
- ANAマイレージクラブ
- JALマイレージバンク
- デルタ航空 スカイマイル
- ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブ クラブ
- シンガポール航空 KrisFlyer(一部プログラム経由)
- その他提携プログラム
1ポイントあたりのマイル転換レートは転換先によって異なります。ANAマイルへは「1,000ポイント→1,000マイル(1:1)」が基本ですが、移行手数料(プログラム登録費)がかかる場合があります。詳細はアメックス公式サイトで確認してください。
複数の航空会社を使い分ける人にとって、「一枚のカードで複数のマイルプログラムに振り分けられる」という柔軟性はアメックスの大きな強みです。
アメックスが向いている人・向いていない人
アメックスカードに向いているのは、以下のような方です。
- 国内・国際線を問わず複数の航空会社を使い分ける出張族・旅行好き
- ホテルや高級レストランの優待も活用したいステータス志向の人
- JAL・ANAどちらのマイルにも転換できる柔軟性を求めている
- ポイントの有効期限を気にせず長期で積み上げたい(ゴールド以上)
一方、アメックスが向いていない可能性があるのは次のケースです。
- 年会費に敏感で、最低コストでマイルを貯めたい(グリーンでも年会費13,200円)
- 国内の小規模店舗での決済が多く、アメックス非対応の場面に頻繁に遭遇する
- 貯めたポイントを現金・ギフト券に使いたい(マイル転換に特化したほうが価値が出るカード設計のため)
アメックスのデメリットと注意点
- ①年会費が高め:グリーンでも年13,200円。日常の還元率(0.5%前後)だけを見ると、コストを回収しにくい場合がある。
- ②国内で使えない店がある:中小のスーパーや一部のコンビニはアメックス非対応のことがある。サブカードとしてVISAやMastercardを持つことを想定しておくほうが無難。
- ③マイル転換レートが複雑:転換先・コース・登録費によってレートが変わる。「結局いくら分のマイルになったのか」を把握するのに慣れが必要。
- ④ポイントの使い切りには計画が必要:有効期限が実質無期限(ゴールド以上)は強みだが、一方でいつでも使えると安心して積み上げ過ぎる人もいる。特典航空券の予約は半年〜1年前からが多く、計画的な利用が求められる。
アメックスカードの詳細・申込みは アメリカン・エキスプレス公式サイト でご確認ください。
7. 貯めたマイルの使い方——特典航空券・アップグレード・交換
特典航空券(国内線)
マイルの最も一般的な使い道が特典航空券です。国内線の場合、JAL・ANAともにシーズンによって必要マイル数が変動するダイナミック設定を採用しています(路線・シーズン・残席によって変わります)。
一般的な目安として、羽田〜新千歳(札幌)や羽田〜那覇(沖縄)などの中距離区間は片道7,000〜15,000マイル程度が必要と言われています(2026年時点の目安。実際の必要マイル数は各航空会社サイトでご確認ください)。
特典航空券を取るコツは、予約を早めに行うことです。特典航空券用の席数は限られており、人気路線・シーズンは早い段階で埋まります。JALは搭乗355日前から、ANAは355日前から予約可能です(2026年時点)。
国際線特典航空券——マイルの価値が最大化する使い方
最も1マイルあたりの価値が高くなるのが国際線特典航空券、特にビジネスクラス・ファーストクラスへの交換です。たとえば、東京〜ニューヨーク(往復)のビジネスクラス正規運賃が60万円前後の場合、必要マイル数が10万マイル程度であれば、1マイル=6円相当の計算になります。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 燃油サーチャージや空港税は別途現金払いが必要な場合が多い
- 特典席の空き状況はシーズン・路線によって大きく異なる
- 希望クラス・日程で取れないこともある
座席アップグレードへの利用
既に購入した航空券をマイルで上位クラスにアップグレードする使い方もあります。JAL・ANAともにアップグレード用のマイルが設定されており、普通席からプレミアムエコノミー・ビジネスクラスへの移行に使えます。
アップグレードは予約時ではなく、搭乗直前の空き次第で決まることが多いため、「確実に上位クラスで移動したい」場合は特典航空券で直接ビジネスクラスを押さえたほうが確実です。
マイルを現金・ポイントに交換する場合の注意
JAL・ANAのマイルは現金に換金できません。ただし、電子マネーへのチャージ(WAONやSuicaへの交換)や他ポイント(dポイント・Pontaなど)への交換はできます。ただし、この場合の交換レートは1マイル=0.5円前後になることが多く、航空券交換と比べて価値が大幅に下がります。
マイルを「どうしても使い切りたい」「有効期限が迫っている」という場合の最終手段として使う程度に留め、基本は航空券・アップグレードへの交換を優先するのが合理的な選択です。
8. 効率よくマイルを貯めるコツ
コツ1:日常の支払いを一枚に集中させる
マイルを効率よく積み上げる基本は、日常の支払いをマイルカード1枚(またはメインカード1枚)に集中させることです。複数のカードに分散させると、それぞれのポイントが中途半端になり、特典航空券に必要なマイルに達しにくくなります。
水道光熱費・スマホ料金・サブスクリプション・食費・交通費をすべてマイルカードで支払う習慣をつけると、意識せずに年間数千〜数万マイルが積み上がります。たとえば、月々の生活費が30万円の場合、0.5%還元のカードでも年間1,800マイルが加算されます(30万×12ヶ月÷200円×1マイル)。
コツ2:ボーナスマイルのキャンペーンを活用する
JAL・ANAは定期的に入会キャンペーン・搭乗キャンペーン・ショッピングキャンペーンを実施しています。
- 入会キャンペーン:新規申込み+条件達成で数千〜数万マイルが付与されることがある。カード切り替えを検討するタイミングはキャンペーン時期を狙うのが得策。
- マイルモール・ANAモール経由のショッピング:オンラインショッピングを経由サイト経由で行うと、通常より多くのマイルが付与される。楽天市場・Amazon等の対応ショップでも恩恵を受けられることがある。
- 旅行・ホテル予約でのボーナス:JALパック・ANAトラベラーズを経由した旅行予約では、ショッピングマイルに加えてボーナスマイルが付くことがある。
コツ3:ポイント→マイル転換を活用する(アメックス・楽天など)
JAL・ANAカード以外でも、マイルを貯められる経路があります。
- アメックス:前述のとおり、メンバーシップ・リワードをJAL・ANAへ転換できる。
- 楽天カード → 楽天ポイント → ANAマイル:楽天ポイントはANAマイルへの転換(2ポイント→1マイル)が可能。日常の楽天利用が多い人には有効な経路だが、転換レートが2:1のため効率は落ちる。
- dポイント → JALマイル:dポイントもJALマイルへ一部交換できる(交換レートはご確認ください)。
ただし、いずれもポイントからマイルへの転換レートが1:1を下回ることが多く、JAL・ANAの直接カードと比べて効率が落ちる場合があります。「楽天でのショッピングが多いから楽天カードをメインにしたい」という場合は、還元ポイントを定期的にマイル転換するルーティンを作るとよいでしょう。
コツ4:年会費の損益分岐点を計算する
「年会費の高いカードに変えたほうが得か」を判断するには、損益分岐点の計算が有効です。
例:JAL普通カード(年会費2,200円)からCLUB-Aカード(年会費11,000円)へのアップ 年会費差額:11,000円 - 2,200円 = 8,800円 CLUB-Aカードで増える主な特典: ・搭�goalsボーナスが10%→25%に増加(差分+15%) ・入会・継続ボーナスマイルが増加 搭乗ボーナスが増える分を1マイル=2円換算すると、 8,800円 ÷ 2円 = 4,400マイル分の追加マイルが必要 年間の区間マイルが2万マイルであれば、 追加ボーナス:20,000 × 15% = 3,000マイル(=6,000円相当) → 単純な搭乗ボーナスだけでは年会費差を回収しきれない計算 「年間搭乗回数が多い」「ショッピング利用額が大きい」ほど CLUB-Aカードのほうが有利になる
こうした計算を自分の利用状況に当てはめることで、カードランクの選択を合理的に判断できます。
コツ5:マイルの有効期限を管理する
JAL・ANAともにマイル有効期限は積算日から36ヶ月(3年)です。「気づいたらマイルが失効していた」という失敗を避けるために、定期的にマイル残高を確認する習慣をつけましょう。
スマホアプリ(JALマイレージバンクアプリ・ANAマイレージクラブアプリ)でいつでも残高・有効期限を確認できます。月に一度、アプリで残高をチェックするルーティンを作るだけで、失効リスクを大幅に減らせます。
9. マイルカードのメリット・デメリット
マイルカードの主なメリット
マイルカードを使うことで得られる主なメリットは以下のとおりです。
- 日常の支払いが旅行の資金になる:食費・光熱費・通信費などをカードで払うだけでマイルが積み上がり、いずれ無料または割安で飛行機に乗れる。
- ビジネスクラス・ファーストクラスへのアクセスが現実的になる:現金で購入すると数十万円かかるビジネスクラスが、貯めたマイルで手が届くことがある。
- 旅行保険・空港ラウンジ(上位カード)など付帯特典がある:海外旅行中のトラブルに備えた保険がついている。上位カードでは空港ラウンジが使えて、搭乗前の時間を快適に過ごせる。
- ステータス資格取得によるさらなる恩恵:ANAのプラチナ・ダイヤモンド、JALのJGCなど、搭乗実績に応じたステータスを取得すると、優先搭乗・無料ラウンジ・座席アップグレード優先などの特典が恒久的に得られる。
マイルカードの主なデメリット
一方、以下のデメリットについても事前に把握しておくことが重要です。
- ①還元率が日常ポイントカードより低い場合がある:基本のショッピングマイル還元率は0.5%前後のカードが多く、楽天カードの1%やPayPayカードのポイント還元と比べると、日常の買い物だけでの積み上げ効率は低い。旅行に使わない年は恩恵が薄れる。
- ②マイルは失効すると元に戻せない:有効期限内に使い切れなかったマイルは失効し、返還されない。搭乗頻度が下がる年は注意が必要。
- ③特典航空券は希望通りに取れないことがある:シーズンの高い時期や人気路線は特典席が埋まっていることが多く、「貯めたのに使えない」という状況になるリスクがある。計画的な取得が必要。
- ④年会費の負担がある:一般カードでも年2,200円、上位カードは1万〜3万円以上。利用頻度が低い場合は年会費分を回収できない。
- ⑤ポイントとマイルの転換が複雑:アメックスなどのポイント転換式カードでは、転換先・レート・手数料の把握に手間がかかる。
10. よくある質問(FAQ)
Q1. JALカードとANAカードは同時に持てますか?
はい、両方持つことは可能です。JAL便に乗るときはJALカードで決済、ANA便のときはANAカードで、という使い分けも選択肢のひとつです。ただし、それぞれに年会費がかかるため、両方持つことで費用対効果が出るかどうかはご自身の搭乗頻度・利用額で判断してください。
マイルカードと年会費無料カードを比較する →Q2. マイルの有効期限はリセットされますか?
基本的にリセットされません。JAL・ANAともに、マイルが積算された日から起算して36ヶ月(3年)が有効期限です。新たにマイルを獲得しても、既存のマイルの有効期限は延長されません。古いマイルから先に失効するため、定期的に残高と期限を確認することをお勧めします。
Q3. マイルで特典航空券を取るには何マイル必要ですか?
JAL・ANAともにダイナミック設定を採用しており、路線・シーズン・残席によって必要マイル数が変動します。目安として、国内線の短距離区間(羽田〜伊丹など)で片道6,000マイル前後、長距離区間(羽田〜沖縄など)で7,000〜15,000マイル前後とされています(2026年8月時点の目安。必ず各航空会社の公式サイトで現在の必要マイル数を確認してください)。
Q4. アメックスのポイントはJALとANA両方に転換できますか?
はい、アメリカン・エキスプレスのメンバーシップ・リワードはJALマイルとANAマイルの両方に転換できます(コース登録が必要な場合があります)。ただし、転換先・レート・手数料は変更されることがあるため、申込前に最新情報をアメックス公式サイトでご確認ください。
Q5. マイルは家族と合算できますか?
JALでは「家族マイル(ファミリーマイル)」というサービスがあり、家族会員(配偶者・子ども・親など)のマイルを1つにまとめて使うことができます(条件あり)。ANAでも「スカイコインシェア」という形でポイントのギフトが可能です。詳細は各航空会社の公式サイトでご確認ください。
Q6. マイル還元率を上げる方法はありますか?
いくつかの方法があります。①上位カードに切り替えてショッピングマイル上乗せオプションを使う、②ポイントモール(JALショッピングモール・ANAモール)経由でオンライン購入する、③提携店・提携サービスを優先的に使う、などです。ただし、オプション料金や年会費の増加分を差し引いた実質コストで比較することが重要です。
Q7. クレジットカードなしでもマイルを貯められますか?
JAL・ANAの会員登録は無料でできるため、クレジットカードがなくても搭乗によるフライトマイルは積算されます。ただし、日常のショッピングでマイルを積み上げるにはマイル提携カードが必要です。飛行機に年に数回しか乗らない場合、カードなしで貯められるマイルは少量になります。
Q8. マイルカードを解約したらマイルはどうなりますか?
カードを解約してもJAL・ANAのマイレージ会員資格は維持されるため、積み上げたマイルは残ります(有効期限内であれば使えます)。ただし、カードに紐づいたポイント(アメックスのメンバーシップ・リワードなど)は、カード解約とともに失効する場合があります。解約前に必ず各カード会社の規約を確認してください。
Q9. 年会費無料のマイルカードはありますか?
ANA JCBカード ZERO(20代限定、5年間年会費無料)など、条件付きで年会費無料のカードが存在します。また、一部の提携カードでは初年度無料のものもあります。ただし、年会費無料の場合はショッピングマイル還元率や付帯特典が抑えられていることが多いため、利用額・利用スタイルと照らし合わせて選んでください。
Q10. 年会費を払ってでもマイルカードに変えるべきですか?
次の3つの条件がそろう場合、年会費ありのマイルカードへの切り替えが合理的な選択になりやすいです。①年に2回以上飛行機を使う、②年間のカード利用額が50万円を超える、③特定の航空会社(JALまたはANA)を継続して利用する意向がある。上記に当てはまらない場合は、まず年会費の低いカードで試してみるか、ポイント系カードとの比較を行ったうえで判断することをお勧めします。
Q11. マイルを貯めながらキャッシュバックも受けられますか?
マイルとキャッシュバックを同一利用に対して二重に受けることは基本的にできません。ただし、マイルカードによっては「ショッピングガード保険」「旅行傷害保険」などの間接的な金銭的価値が付帯しています。キャッシュバックを重視するなら、そもそもマイルカード以外の高還元ポイントカードを検討するほうが分かりやすいケースもあります。
Q12. アメックスは日本で使えない店が多いと聞きますが本当ですか?
以前と比べると使えない店は減っていますが、VISA・Mastercardと比較すると加盟店数が少ないのは事実です。特に地方の小規模店・一部のスーパー・格安チェーンでは使えないことがあります。アメックスをメインカードにする場合は、サブカードとしてVISAかMastercardのカードを持っておくと安心です。
11. まとめ——今日、何をすればいいか
3つの結論をおさらいする
この記事で伝えたかったことを、3つに絞って整理します。
- 国内線中心で年会費を抑えたいならJALカード(普通カードまたはCLUB-A):国内出張が多く、JALをメイン航空会社にしている人の入門として最適。まず普通カードから始めて、搭乗頻度が増えたらCLUB-Aへのアップグレードを検討する。
- 国際線・スターアライアンス活用ならANAカード(一般またはゴールド):アジア・ヨーロッパへの出張や旅行が多い人。ANAステータスを目指す場合はゴールド以上が有効。
- 複数航空会社を使い、ホテル優待も求めるならアメックス・グリーン以上:JAL・ANAの両方にマイルを振り分けたい、ホテルやレストランの優待も使いたいという人向け。年会費が高めなので、まず公式サイトで特典内容を確認してから判断する。
向いていない人へのアドバイス
「飛行機を年に1回未満しか使わない」「旅行はほぼ国内新幹線」という場合は、マイルカードの年会費を払っても回収しにくいことがあります。その場合は、楽天カード(楽天市場での高還元)やPayPayカード(PayPay残高還元)など、日常のショッピングに特化したポイントカードのほうが手取り早く恩恵を得やすいです。
マイルカードに切り替えてから「思ったより飛行機に乗れない年が続いた」という場合は、途中で一般ポイントカードに戻すことも合理的な選択です。カードは道具であって、カードに生活を合わせる必要はありません。
今日すべき一つの行動
もし今すぐ動くとすれば、以下のどれか一つを選んでください。
- JAL利用者:JALカード公式サイトで現在の入会キャンペーンを確認し、申込み条件を把握する。
- ANA利用者:ANAカード公式サイトでポイント移行のコースと手数料を確認する。
- 複数航空会社を使う方:アメックス公式サイトでグリーンとゴールドの特典差を比較し、自分の年会費許容額と照らし合わせる。
「比較した上でどれも向いていなかった」という結論も、立派な判断です。まず公式サイトで最新のスペックを確認してから決めてください。情報は変わることがあるため、本記事の内容と異なる場合は公式情報を優先してください。
各カードの申込みと最新情報はこちら
・JALカード:JALカード公式サイト
・ANAカード:ANAカード公式サイト
・アメックス:アメリカン・エキスプレス公式サイト
本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。年会費・マイル還元率・特典内容は変更になる場合があります。申込み前に必ず各カード公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事はアフィリエイト広告を含みます。
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